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渡部建だけじゃない「多目的トイレ」のヒドい使い方をする人たち

 またも不倫騒動が勃発しました。  佐々木希さんと結婚したことでますます好感度の上がっていたアンジャッシュの渡部建さんが、まさかの複数不倫疑惑(週刊文春6月11日発売号)。しかもその場所が「多目的トイレ」だったことで、SNSでは「アパ不倫の袴田が紳士に見える」などと再評価される始末です。
多目的トイレ2

折り畳みのベッド(右奥)があるトイレも(六本木ヒルズではありません)

 報道後、行為の現場となった六本木ヒルズのトイレが観光地化し、何人ものYouTuberがさっそく動画をアップして炎上しています。  ですが、多目的トイレの不正使用は、今に始まったことではありません。車いすインフルエンサーの中嶋涼子さんは、数年毎のハロウィンの夜、会社帰りに入った多目的トイレの惨状写真をSNSにアップしています。トイレを着替え&メイクに使ったらしく、ゴミだらけで赤い液体が溜まり…「惨殺現場のよう」(中嶋さん)でとても使えません。
ゴミだらけのトイレ1

ゴミだらけのトイレ(撮影/中嶋涼子さん)

ゴミだらけのトイレ2

(撮影/中嶋涼子さん)

ゴミだらけのトイレ3

撮影しているのが中嶋涼子さん

 この「多目的トイレ」、車いすの人が使うトイレ、という認識の人も多いでしょうが、それだけではないそうです。 『首都圏バリアフリーなグルメガイド』(※1)を編集するなど、障害者の事情に詳しい和久井香菜子さん(合同会社ブラインドライターズ(※2)代表)に聞いてみました(以下、和久井さんによる寄稿)。

多目的トイレが必要なのは障害のある人だけじゃない

 多目的トイレは、多機能トイレ、みんなのトイレ、誰でもトイレといった名前で呼ばれることがあります。車いすのかただけではなく、赤ちゃん連れオストメイト(人工膀胱・肛門を付けたかた)など、「通常のトイレが使えない、もしくは使いにくい人」のための設備です。
多目的トイレ1

左手前にあるのがオストメイト用洗浄器

 マヒや四肢障害などがあって移動が困難なかたが便器に座るための手すりがあったり、個室で車いすが方向転換できる必要なスペースが確保されています。またオストメイトのかたが汚物を洗浄するための洗浄器を設置しているところも増えてきました。  ベビーベッドが置いてあり、おむつが替えられるところも多いですが、最近は「ユニバーサルベッド」という大人が使えるベッドが置いてあるところもあります(ベッドは使ったら畳んでしまうことも必要です。自力で畳めないかたもたくさんいます)。  多目的トイレは男性用・女性用と分かれていないことが多いので、トランスジェンダーのかたが利用しやすいことや、異性の介護者と一緒の場合に使いやすいというメリットもあります。

渡部のような目的で使われて閉鎖されていたトイレも

 こうしたあらゆる配慮をした多目的トイレですが、設置箇所は多くはありません。オストメイトや車いすのかたは、出かける前にトイレの場所を確認していくことが多いようです。「ここにトイレがあるから、この店なら入れる」というように行く場所を決めたりします。  多目的トイレは、そこしか使えないかたたちにとっては、とても重要な設備なのです。  しかし今回のように不必要な人が不必要な目的のために多目的トイレを使うことは、以前から問題視されていました。新宿二丁目のバリアフリー取材をしたときのことです。多目的トイレを探していましたが、なかなか見つかりません。公園にありましたが工事中で、中に入れないようにテープが貼ってありました(当時)。  いつ工事が終わるのか管理事務所に聞いてみましたが「トイレ以外の目的で使う人が多いため閉鎖している」とのこと。バーのスタッフにそんな話をしたところ「あそこでやっちゃう奴らがいるのよ」というのです。結局、周辺に多目的トイレは見つかりませんでした。
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「トイレ警察」みたいな人が出るのも問題
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