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「お前を殺してオレも死ぬ!」と叫んだ男とデキ婚。束縛夫を変えたものとは?

妊娠中は「産んだらすぐに別れたい」と願う

子供と母親 誰もが経験してもおかしくはない別れ話から発展、夫から包丁を突きつけられるという命の危機にさらされたマナミさん。結婚して10年あまり、現在に至るまでには離婚を考えたこともあるそうです。 「脅迫に負けて結婚したような感じでしたから、もちろん何度も離婚は考えました。踏み留まれたのは、一人息子の存在があったからですね。  今はもう小学生なのですが、そもそもができちゃった結婚だったから。籍を入れてからいちばん悩んだ時期は妊娠中で、出産を控えながら精神的に不安定になることも多く、ずっと『産んだらすぐに別れたい』とか、将来に対して不安を抱えていました」  しかし、子どもが生まれたことで夫には良い変化があったといいます。 「子どもが無事に生まれてからは、旦那も性格も丸くなったんですよ。パパの自覚が生まれたからなのか、仕事にも一生懸命に取り組む姿をみて『改心したのかな』と感じられるようになり、だんだんと『別れたい』という気持ちは薄れていきました」

今は笑い話として話せるほどに

 ドラマのような修羅場について、今では友人や知人に「笑い話として話せるほどになりました」と語ってくれたマナミさん。インタビューの最後には「たがいに思い合えるような関係性が一番かな」と、笑顔で話していたのも印象的でした。  とはいえ、包丁を突きつけてまで「別れたくない」と懇願した旦那さんの態度は、はたして愛情と呼べるのか。いずれにせよ、時間が経つにつれてその過去すらも受け入れていったマナミさんからは、親となった人間の強さもひしひしと感じられます。 <取材・文/カネコシュウヘイ イラスト/やましたともこ>
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