くびれはタオルで作れる、45歳主婦が考案した驚異のメソッド
40歳を越えたら、細いだけの身体には魅力がない。でもお腹周りの脂肪は気になる…。私だけではなく、アラサー、アラフォーの女性みんなが思うことではないでしょうか。
タオル1本でくびれを作る 肋骨締め』(KADOKAWA)の著者は7万人超のフォロワーを持つインスタグラマー、makahou2さん。45歳で高校生の息子を持つ、主婦であり母親のmakahou2さんがたどりついた結論は、「ダイエットではなくボディメイク」。
本書に掲載されているmakahou2さんの写真は、メリハリと大人の色気がほどよいバランスで、とにかくかっこいい。このしなやかなくびれがタオル1本でできるなんて、その秘策、知りたいですよね。
Makahou2さんが「肋骨締め」にたどりついたきっかけは、なんと腹筋運動。「腹筋運動をしたら体が横に広がって、ウエストが太くなった」というのです。筋肉をつけるためには腹筋運動が効果的かもしれませんが、makahou2さんが望んだのは「女性らしいくびれ」。
腹筋運動をやめ、わき腹の脂肪を柔らかくほぐすマッサージに変更したところ、ウエスト周りが柔らかくなり、どんどんくびれができてきたそうです。
しかし、ここで満足しないのがmakahou2さんのすばらしさ。「ウエストがくびれていても、肋骨が広がっていて、体が四角に見えるため、女性らしい柔らかなラインが出ていなかった」と厳しいジャッジ。美に対する探求心は、個人的にも見習いたいほど。
さらなる研究を重ね、makahou2流の「肋骨締め」が完成したのです。「肋骨締め」をやり始めて3年以上がたつ今、makahou2さんのアンダーバストは72センチから62センチへ、ウエストは64センチから54センチへ変貌を遂げました。
では、さっそくやってみたいと思います。タオルの準備はいいですか?
1 肋骨の一番下あたりに巻いたタオルを、正面でクロスさせる。タオルの端を手のひらを上にして持ち、息を吐きながら少し苦しいと感じるくらいまで締めていく。息を吐き切ったら終了。
2 1の場所から5センチ程度上の位置にタオルを巻き、同じようにタオルをクロスさせて、息を吐きながら少し苦しいと感じるくらいまで締める。息を吐き切ったら終了。
3 2の場所からさらにもう少し上のアンダーバストの位置にタオルを巻き、同じようにタオルをクロスさせて、息を吐きながら少し苦しいと感じるくらいまで締めていく。息を吐き切ったら終了。
本当にこれだけでいいの?と拍子抜けするくらい簡単です。
この他本書にはくびれさせる場所をつくるための「くびれマッサージ」や、makahou2さん独自のウォーキング術や食事術など、生活そのものを美につなげるメソッドがいっぱい。しかも、毎日の生活に無理なく組み込めるものばかり。
何歳になっても自分で自分をメイキングできる、自分を好きでいられる、そんな勇気がもらえる一冊です。
―小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
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『「肋骨締め」でウエストシェイプ
「タオル肋骨締め」でくびれゲット
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx