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ジョン・トラボルタの妻が57歳で死去。ひそかに乳がん闘病していた

 大物俳優ジョン・トラボルタの妻で、自身も女優として活躍したケリー・プレストンが、57歳で死去した。2009年には当時16歳の長男を亡くし、その1年後には48歳で第3子を出産するなど、激動の人生を送ったケリー。近年は乳がんを患い、ひそかに闘病生活を続けていたという。

公表せず、2年間闘病を続けていた

ジョン・トラボルタ、ケリー・プレストン

亡くなったケリー・プレストン(右)と夫のジョン・トラボルタ(左)

 生前乳がんを公表せず治療を続けていたケリーが、2年間の闘病生活の末、現地時間の7月12日(日)に息を引き取った。家族の代理人が発表した。  同代理人は、芸能誌『ピープル』にこう語る。 「2020年7月12日の朝、ケリー・プレストンが乳がんとの2年間の闘いの末、他界しました」 「自身の闘病生活を公表しないことを選び、家族や親しい友人達に支えられながら、しばらくの間治療を受けていました」 「ケリーは、聡明で美しく、深い思いやりをもった愛に溢れた人でした。今この時期、遺族がプライバシーを必要としていることをご理解いただけますようお願いいたします」  ケリーは、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の1988年作『ツインズ』で注目を集め、その後トム・クルーズ主演の1996年作『ザ・エージェント』など数々の作品に出演、また2018年には『ギャング・イン・ニューヨーク』で夫ジョンと共演していたほか、ドラマ出演などテレビ界でも活躍した。  私生活では、俳優ケヴィン・ゲイジと結婚するも、わずか2年で離婚。その後、ジョージ・クルーニーチャーリー・シーンと交際したが破局。1991年にジョンと再婚し、3人の子供にも恵まれた。しかし、2009年には当時16歳の長男ジェット君を亡くすという悲劇に見舞われた。

長男の死に「責任を痛感している」と激白

 家族でヴァカンスを過ごしていたなか、ジェット君が突然亡くなってしまったことに大変なショックを受けたというケリー。死因は、浴室で発作を起こしたジェット君が、転倒して頭を強く打ったことだったといわれている。
 その死から数年後、ジェット君が自閉症でよく発作を起こしていたことをテレビ番組で告白したケリー。難産だったことや、授乳をしていた時期に抗生物質を飲んでいたことなど、様々な要因が自閉症につながったと考えていると明かし、「自分の責任を痛感している」とつらい胸の内を吐露した。  こうした経験から、一家でオーガニックフードを摂取する生活に切り替えたとも語ったうえで、「なるべく化学物質の少ない環境で子育てをしてほしい」と人々に訴えた。  このように早世した息子を思い続けたケリーだが、ジェット君が亡くなった翌年の2010年には第3子を妊娠した。このときすでに48歳と高齢出産だったが、母子ともに健康に問題はなく無事出産。産後には、ダイエットに励んで約20キロ減量し、以前よりも健康的でハツラツとした姿にも注目が集まった。  子育てのため、メディアに頻繁に姿を現さなかったケリーだが、2018年にはカンヌ映画祭のレッドカーペットに夫婦で登場。その際、55歳のケリーの変わらぬ美しさに驚きと絶賛の声が上がっていたが、この頃には病魔に冒され始めていたのだろうか……。  

父の日のメッセージが最後の投稿に

 映画『サタデー・ナイト・フィーバー』で一世を風靡した人気俳優と美人女優が結婚し、子供にも恵まれたトラボルタ家は、理想の家庭として憧れられた一方で、スキャンダルが取り沙汰されたこともあった。あるときから、ジョンに同性愛疑惑がたびたび浮上するようになり、複数の男性からセクハラを告発されたことも。そうした問題に悩んだケリーがストレスから体調を崩し、一時は夫婦が離婚危機にあるなどとも報じられた。  けれども結局2人が離婚することはなく、ケリーは最近まで父親としてのジョンを称賛していた。実際、今年の父の日には、夫婦と子供たちが一緒に写った写真と共に「父の日おめでとう。私の知る限り最高のお父さんへ。私達はあなたを愛しています」とつづっていた。
 この投稿からわずか3週間後にこの世を旅立ったケリー。最愛の妻を亡くしたジョンは、美しいケリーの姿をうつした写真をSNSに投稿し、こうつづっている。 「私の美しい妻ケリーが、2年間にわたる乳がんとの闘いの末、他界したことをお知らせしなければなりません。妻は多くの人々とその愛に支えられらながら勇敢に闘いました」 「私と家族は、MDアンダーソンがんセンターの医師や看護師の方々、そして助けてくださった全ての病院、彼女の傍にいてくださった多くの友人や家族に永遠に感謝します」
「ケリーの愛そして人生は、今後も常に思いだされることでしょう。母親を亡くした子供たちのために、私はしばらく時間を取らせていただきます。しばらくの間、私達が沈黙を続けることをお許しいただきたく思います。しかし今後、数週間、数か月にかけて私達が癒されていく中で、私たちはみなさんの溢れるほどの愛を感じることでしょう」  訃報に接し、ジョシュ・ギャッド、リー・トンプソン、マリア・シュライバー、スペンサー・ブレスリンなど数々の著名人たちを含め、多くの人々が哀悼の言葉をSNSに投稿している。そうしたなか、ケリーのインスタグラムには「天国で息子さんと会えますように」といった言葉も寄せられているという。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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