あなたが彼からペット扱いされていると冒頭で言いましたが、それは、〈付き合う〉の定義通り所有権、独占権、優先権が移行した上で、愛着を持っているという意味です。 　おそらく彼からしても、あなたは居心地の良い人なのでしょう。話していて楽しかったり、一緒にいて自然体でいられるので楽なのではないでしょうか。その上で、あなたの胸にあるおっぱいというパーツは最高の癒しを生み出しているのです。 　ポジティブに考えると、居心地の良いあなたの胸だから最高なのかもしれません。もしくは、あなたの胸の形状、触り心地が彼好みなのかもしれません。 　厳しい話をすれば、彼からすると、あなたの胸は彼のモノになったが、自分が触りたい時以外はあなたに預けておくという感覚で、だからあなたがどれだけ嫌がろうが所有権を持っている自分が自由気ままに触っていいとなっているのかもしれません。 　では、彼から見たあなたの存在をペットではなくパートナーにするにはどうすればいいのか？ 　 　それには、欲望を伝え続けることです。 　動物と人間の違いは、意志や感情の有無にあると言いましたが、もう一つの視点としては、動物が持つのが欲求で、人間が持つのが欲望であるという違いがあります。欲求とは本能的なもので、生きていく上で欠かせないものを欲することです。対して欲望とは、生きていくエネルギーとなるようなもので、時として生存本能と矛盾します。 　お腹がすいたときにお腹を満たすために食べる食事は欲求を満たすものです。欲望の食事は、食べることを楽しむため、マナーを踏まえて食べる順番や盛り付け、食材の背景などにもこだわり、必ずしもお腹がいっぱいにならなくてもいいと考えてする食事です。