自分が独自に持つ欲望を表現することが、家畜でもない奴隷でもない、ペットでもないことを相手に伝えることになります。 　服を着させられている犬が、この色は自分には似合わないからもっと明るい色が着たいと主張したら、それは動物ではなく人間と見なせます。 　この時に、「つべこべ言わず着させられたものを黙って着ておけばいいんだ」とペット扱いし続けるか、「わかった、今度からはあなたが着たいものを聞くし、そもそも服を着たいのかどうかも確認するね」と対応したらパートナーとして扱っているということです。 　あなたは今まで「～されるのは嫌」という意志を伝え続けました。それだけでは胸の所有権が移行していないことを理解できない彼ですから、今度は「～したい」という欲望を伝えるようにしてください。 　例えば、「あなたと触れ合うことを貴重に感じたいから、日常での触れ合いをゼロにしたい」とか「胸の形や張りを維持したいから、私が許可したタイミングや触り方だけで触って欲しい」といった感じです。あなたの幸せな結婚生活は、拒否権の行使と、欲望の表明によって築かれます。 ＜文／森林原人＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【性活相談者を募集！】 森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。 ※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。