友人が結婚でひょう変。夫の年収を自慢&食器・海外旅行にこだわり出し…
「人生の宝」とも言われる、学生時代の友人――。ですが、それぞれの生きる環境が変わると、昔のままの関係ではいられず、逆に息苦しく感じることもあるようです…。
ユミさん(仮名・30歳)にも、高校時代からずっと変わらず仲のいい親友たちがいました。10代の多感な頃をともに過ごし、10年以上も続いてきたその関係は、何にも代えがたい大切なものだったといいます。
「大人になってからできた友達よりも、やっぱり特別でした。一緒に悩んだり、かっこ悪いところも含めて何でも見せ合ってきたりして、お互いにここまで何でも知っている関係って、学生時代からの友人関係ならではだと思う」
それぞれ違う大学に行き、社会人になり……会う頻度は減っても、連絡を取り続けてきた彼女たち。LINEグループを作って、そこで互いに相談や他愛のないやりとりをしてきたといいますが、「今は、通知オフにしています」とのこと。何があったのかとたずねてみると、ユミさんは淡々と話し出しました。
「喧嘩したとか、そういうことじゃないです。ただ、私は今はあまり関わらないようにしようと思っていて。4人のグループで、本当にずっと仲が良かったと思ってるんですけど……思えばアラサーを迎えた頃から、それまでとは少し空気が変わってきたなって感じ始めてたんです。4人でいることに、はじめて、違和感? を覚えました」
最初の違和感は、グループのひとりが結婚したときのこと。
「あるひとりが、旦那さんの年収が高いことをアピールしてくるようになったんですよね。『一本』ってよく言うようになった。本人は無意識かもしれないけど、ちょっと上から目線になってきた感じがしてしまいました。
友達の彼氏が江戸川区に住んでると言っただけなのに、『年収的に妥当だよね』とか。今まで食器や海外旅行に興味なかったのに、急に『食器も料理の一部だからね』とロイヤルコペンハーゲンやウェッジウッドのうんちくを話し出したり、『移動時間も旅を楽しみたいからファーストクラス以外ありえない』とか」
その友人の変わりようには、他の友人たちも戸惑っていた様子だったとユミさん。とはいえ、新婚の特に幸せな頃だから、誰しも舞い上がってしまうよね、と温かく見守っていたそう。
やがて、他の一人からは離婚の報告がありました。
高校からの友人グループのLINEを通知オフにしている
