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「産婦人科ご飯」は病院によって大違い!和牛コースから、涙のかまぼこ定食まで…

 最近、Twitterで話題となっているハッシュタグ「#産婦人科ご飯の写真撮ってた人見せて」を知っていますか?  出産という命懸けの一大事を乗りこえたママたちの心身の支えになるといっても過言ではないのが、産後、病院で出される食事です。Twitterに投稿された写真は、とても豪勢なものから、目を疑うほどのガッカリメニューまでさまざま……。  今回はそんな「産婦人科ご飯」を、ママの感想とともにいくつか紹介します。

貴族のような晩餐で夫と乾杯♡

 愛知県在住のmuroさん(@muro3chi)が通っていたのは、同県内にある産婦人科病院。自宅から近いこともあって、妊婦健診からその病院に通っていたそうです。 「家から近いというのが、心強かったです。院内がとても綺麗なうえに、トイレやシャワーも個室で、夫の宿泊も可能な産院でした。食事が豪華であることも、何となくですが、あらかじめ知ってはいました」  衛生面はもちろん、サービスもしっかりと行き届いていたといいます。入院含め、出産にかかる費用は出産育児一時金(健康保険から出産費用を助成するために設けられた制度)で支給される42万円に、プラス17万円ほどかかったそう。 「わたしの場合は吸引分娩を行なったため少し高くつきましたが、医療保険に入っていればもう少し安く済んだかも。でも、入院環境、無料エステ、優しい先生、そして食事があまりに充実していたので、この病院を選んで良かったです」  そう話すmuroさんが産後に食べたディナーはというと……。
コース料理の一品『和牛イチボ肉のロースト マスタードソース』

コース料理の一品『和牛イチボ肉のロースト マスタードソース』

お祝いディナーではない別日の食事でも、この豪華さ!

お祝いディナーではない別日の食事でも、この豪華さ!

「妊娠中には食べられなかったものも出してもらえて、本当に美味しかったです。なかでも、お祝いディナーはコース料理で、なかでも『和牛イチボ肉のロースト マスタードソース』は絶品でした。しかも、無料で夫のぶんまで。一緒に食べることが出来て、忘れられない大切な思い出になっています。ちなみに貧血と痔がひどくて指定された食事ラウンジまで行くのが困難だったのですが、それも早い段階で個室対応をして下さったので助かりました」

古風な産院で出されたおばあちゃんの味にホロリ…

「昭和レトロ好きの心がくすぐられて…」そんな都内在住の佳奈さん(仮名)が選んだのは、歴史ある都内の産婦人科医院だったそう。 「自宅から徒歩5分だったので、陣痛が来ても一人で行けると思いここを選びました。家から近いことが決め手でしたが、和室で全個室。建物や設備はよく言えば味があり、悪く言ってしまうとボロい。分娩台なんか、昔の人の背丈に合わせて作られたものじゃないかな……160cm以上あるわたしには小さくて、痛みに耐えるにもイキむにも頭がゴンゴンぶつかるし、開脚した足の置きどころが身体に近すぎて痛いくらい。  陣痛促進剤と吸引分娩を行ったからか、出産育児一時金にプラス10万円ほどと、お高めになってしまいました。それに、個人病院だからか常に人手が少なくて、なにかと説明不足だったり、出産時のケアはイマイチ。だからこそ、ごはんの温かさは身に染みました」  4畳半ほどの和室で生まれたての新生児を見守りながら食べる産院ごはんに、佳奈さんの目は潤んだといいます。
産後のある日の朝ごはん。家庭的な味に元気が湧いてきたそう

産後のある日の朝ごはん。家庭的な味に元気が湧いてきたそう

見るからに栄養満点な朝ごはん

見るからに栄養満点な朝ごはん

「高級な産院のしゃれたお祝い膳とかではないけれど、80代のおばあちゃんが院内で作っている手料理は素朴ながらも品数が多く、かなり豪華なものだったので驚きました。和風の味つけがおいしくて、心も温められて、ウルウルしながら食べてしまいました。残念なことに、産前は陣痛が凄まじく喉を通りませんでしたが、とくに精神状態の不安定だった産後は、とても支えられました」
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いっぽうで、ご飯にガッカリしてしまったママも…
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