☆基本のポジション
こぶしをつくる。
1. 骨盤の上側に、人差し指の付け根の関節の角を押し込むように当てる。
2. 小さな円を描くように動かす。
私、ひととおりやってみました。まず驚いたのが、シールはがし。腸骨をゴシゴシしごいていたら、痛いようなくすぐったいような違和感がありました。それでもしつこく続けていたら、トイレに行きたくなったのです。そう、便秘に一撃でした。おへそづらし、グーでグリグリも、ガスの居所やガスが移動していくのがわかって、恥ずかしながら必死になってやってしまいました。
夏は意外にも体が冷える季節。普段よりも便秘に悩まされている人も多いでしょう。生活に『下腹しぼり』を取り入れれば、痩せるよりも先に腸が元気になるかもしれませんよ。
テレワークやリモートワークが日常となり、体がなまってしまった人もいるはず。自宅でできる、ながらエクササイズをご紹介しますね。
☆座ったまま腹筋
会社や自宅で机に向かう時は、足の裏を床から1㎝上げる。背筋を伸ばし、おしりを椅子の座面にぐっと押しつけるようにするのがポイント。
☆おやすみ腹筋
布団に仰向けになって両足をそろえて伸ばし、つま先を天井に向ける。そのまま足を1㎝上げ、30秒キープ。
女性は30代後半から女性ホルモンの分泌量が減ると言います。40代から痩せにくくなる原因のひとつがこれ。さすがに女性ホルモンの作用には逆らえないよね、と私は半ばあきらめていましたが。
本書に掲載されている、『下腹しぼり』経験者達を見ていると、女性ホルモンが減少したってまだまだイケるよ! と俄然やる気が出てきました。トイレに立つたびに、下腹ゴシゴシ、ゴリゴリ、グリグリ、を習慣にすれば体の中から変わっていく、身も心もデトックスできればとにかく気持ちがいい。
場所も道具も必要ありません。気がついた時にお腹をほぐすだけで、10年後20年後のあなたが変わります。
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小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
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