Entertainment

永野芽郁絶賛のインスタ漫画。作者に聞く、3児のママがデビューしたわけ

きっかけは夫婦の育児日記

三本家

授業中、目を開けたまま、ずっと机に突っ伏していたフミのエピソード ©三本阪奈/新潮社

――「くらげバンチ」の連載が決まったときはどう思いました? 三本:本にしたいとは思っていましたが、本業の漫画家ではないので、連載には興味がなかったんです。ただ、編集の方とお話して、本にもできるということだったので引き受けました。正直、今でもこの連載陣に加わっていいのか自信ないのですが、インスタの声援が温かいので、自信をもらっています。 ――家事・育児をこなしながら、どうやって漫画を描いているんですか? 三本:子供たちが学校に行っている時間を使っています。ただ、今年はコロナで学校がしばらくお休みだったので、土日の時間も使っています。ただ、ガッツリ時間を確保するより、洗濯、掃除、煮物を料理する時間のあいまで描くほうが自分には合っていると思います。

「面白かった」が一番の褒め言葉

――インスタで描いたものを「くらげバンチ」に載せていますね。 三本:本当は完全に描き分けたいのですが、インスタには好きなことを描いているので、それをベースに、エピソードを充実させて、ページを増やして「くらげバンチ」に載せています。基本的にはインスタの読者が「くらげバンチ」にも来ていますし、私はインスタが拠点の漫画家なので、手を抜かないようにしています。 ――実際、手を抜くと読者から反応あるんですか? 三本:一時期、インスタを若干おろそかになってしまったのですが、改めて、「いいね!」の数は正確だなって思いました。今もフォロワーさんに励ましてもらっていますが、だいたい良いね!数が5万超えると、よかったなって感じで、7万超えるとバズった感覚です。 ――インスタで描くにあたって気をつけていることは? 三本:回想の説明やツッコミを短い言葉にして、スマホでも読みやすい絵を心がけています。会話主体の漫画なので難しいですが、なるべく文字を削ってスッキリさせています。あとは漫画の1枚目だけカラーにして、2枚目へのヒキを強くするようにしています。  笑えるポイントも、1話の中になるべく複数作るようにしてて、コメントも「面白かった」が一番の褒め言葉だと思っています。もちろんほかの言葉でも嬉しいですが。いろんな世代の方に何も考えず、笑ってもらえたら嬉しいですね。
次のページ 
いくえみ綾、永野芽郁が帯コメント
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ