塩顔バディ『MIU404』に続く刑事バディもの『キワドい2人』を比べて分かること
異母兄弟の正反対バディが愛おしい
今バディモノが作られるワケは制作メリットの多さ
刑事モノ・医療モノは比較的安定した数字をとりやすいことから量産されていますが、昔は刑事モノというと、太陽にほえろ、西部警察、特捜最前線などチームが基本でした。 でも、チームの場合、キャラ一人ひとりの背景をじっくり描きこまなければいけないためにロケ地やセットもたくさん必要になりますし、 何しろキャラを動かしにくい。一人ひとりを立たせるには、死者も結構出たりします。 その点、バディモノはメイン二人をじっくり描けて凸凹のキャラの化学変化を描けるうえチームモノに比べて、ロケ地やセットが必要になる場所なども限定的でストーリー的にも小回りがきく。 一話完結もハマりやすいし、バディの二人を中心にしてチームも描けるなど、様々なメリットがあるのではないかと思います。 <文/田幸和歌子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
田幸和歌子
ライター。特にドラマに詳しく、著書に『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』など。Twitter:@takowakatendon
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