結婚に対しての不安や焦りはあるものの、弘明さんは人生に後悔はないと話します。
若いころは遊んでいたという弘明さん。しかし後悔はないと言います。
「医師として社会に出たのが少し遅かったこともあり、30歳頃は正直遊んでいました。今思えば、その頃に結婚しておけばよかった気持ちもあるのですが、
あの頃遊んでいたからこそ、今は真面目に結婚をと考えられる感覚もあります。人生に大きな後悔はありませんが、やっぱり今後を考えると不安が……」
一見快活そうな彼ですが、
未来を語りながら腕組みや貧乏ゆすりが起きる姿はどこか落ち着きがなく、相当な不安が募っている感じが読み取れます。
「30人会った中で、凄く好きだと思える方はいませんでした。いいなと思う人はいましたけど、恋愛関係になる感じの方はおらず……少し前にマッチした看護師の方とは体の関係になりましたが、それも少し前に向こうの都合で関係は終わりました」
聞いていて興味深かったのが、弘明さんの話は論理的に聞こえるものの、ところどころ言葉と行動が一致していないことです。
本気の恋愛を求めているのに体の関係を持ったり、人生に焦っているのに、多くの女性と出会い選択肢を増やして不安や焦りを増幅させるような行動を取ったり。
短時間の取材では話が断片的だから、そう感じるのかもしれません。ただ彼が本当に求めることは、結婚や将来不安の解消ではなく、本心から感じられる“今の安心”なのかもしれません。