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やたらと目が疲れる、乾く…コロナ禍で増える「涙液トラブル」と正しいケア

市販の点眼薬をつかったケアも有効。ただし注意点も

「涙液トラブル」を解消するには、まずは原因となっている生活環境を見直すことが必要。とはいえ、環境を変えることが難しい、もしくはこうした対策を取っても症状が改善されないこともあるかもしれません。そうした場合には、どのような治療法があるのでしょうか? ①点眼薬で足りない成分を補う 「涙液トラブル」のなかでも特に多いドライアイには、眼表面を層別に治療する「眼表面の層別治療」という新しい治療法が多く使われるようになっている。症状の原因となっている層に合わせて、適切な成分が入った点眼薬を使用することでより効果的に治療できる。
予防法2

ドライアイの層別治療

 忙しくて眼科を受診できない場合は、ドラッグストアで購入できる市販の点眼薬を使ったケアも有効。ただし、防腐剤入りの市販薬を用法用量以上に使用すると症状が悪化することがあるので、注意が必要。 ②重症の場合は、涙点プラグを使用  目の表面の涙は、目頭にある「涙点」という穴から涙道を通って、鼻の奥へと抜けていく。その涙点に「シリコン製プラグ」や「液体コラーゲンプラグ」といった「プラグ」を埋めて、涙をためやすくして、目の乾燥を防ぐ。  ほかに涙点を縫い合わせる「涙点閉鎖術」という治療法も。どの治療法が適切なのかは一人ひとり異なるため、眼科医に相談するほうが望ましいでしょう。

涙液トラブルを起こさない、悪化させないために

 最後に、眼科医の先生方が提唱されているアイケア方法をご紹介します。 ①パソコン作業をするときは、意識的にまばたきを増やす。1時間作業したら、15分の休憩を取るようにする ②パソコンの画面に照明や太陽の光が映り込んだり、画面が小さかったりすると、凝視(まばたきをせずにじっと見つめること)が起きやすいので、見やすい画面で作業する ③空調の風があたると目はすぐ乾くので、室内が乾燥している場合は加湿器を置く ④目が疲れたら、じんわりとする程度に温めた蒸しタオルをまぶたのうえにのせて5分ほど休憩する ⑤午後や夕方に目の調子が悪くなる場合は「涙液トラブル」の可能性が高いので、意識的に目を休めるなどケアする ⑥コンタクトレンズを使用していて、目がゴロゴロする、充血するなどの症状が出る場合は「涙液トラブル」の可能性が高い。コンタクトレンズの使用を中止するか、短時間使用にして、メガネと併用する ⑦市販の点眼薬や洗浄液を使う場合は、用法用量を守って正しく使う ⑧「涙液トラブル」はアレルギー性結膜炎などを併発する場合も多い。また「涙液トラブル」だと思ったら、違う病気だったという場合も。症状が改善しない場合は、自己判断に頼らずに眼科を受診する ===  空気も乾燥しはじめ、目への負担も増加するこれからの季節。私たちの目を守ってくれる大切な「涙」をケアする習慣を身に着けたいですね。 【調査概要】 1. 調査方法 : インターネット調査 2. 調査対象 : 全国の20~69歳一般男女(関連職業は除く) 合計1000名 3. 調査期間 : 2020年6月23日(火)~6月25日(木)の3日間 4. 調査監修 : 気づいて!涙液トラブル啓発委員会メンバー ケイシン五反田アイクリニック院長 内野美樹先生 ※性・年代別人口構成比に合わせてウエイトバック集計を実施(総務省人口推計:2020年6月1日現在概算値を使用) <文/女子SPA!編集部>
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。X:@joshispa、Instagram:@joshispa
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