「早く結婚しろ」「もっと帰省しろ」と迫る…イラッとする親との付き合い方
「帰省しないと文句を言う」など、些細な負担も注意
毒親は実はタフ。子どもよりも自分の幸せ優先
「毒親は親ですが中身は赤ちゃんです。『死ぬ』と訴える親もいますが、意外と死なないのが毒親です。だからこそ、あなたが健康なうちに無理のない範囲で適切な距離を築いておきましょう。
また親族と縁を切りたいとか、すでに切っている方がいる場合も、受け入れてあげて欲しいです。兄弟によって親の接し方や感じ方は全く異なります。例えば姉にとって負担だったものが、妹にはそうでないケースは多々あります。それぞれ適切な関係は異なるので、ぜひ自分が心地よいと感じる距離を見出し、そして関係性を築いて欲しいです」
大げさかもしれませんが、「放っておくと命に関わる」と、取材中高橋さんは何度も訴えます。毒親家庭は、エネルギーの流れが若い方(娘や娘の子ども)へと流れるのではなく、親に吸い取られる構図になっているのだそうです。だから子どもは体調を壊し、毒親はなぜかいつまでも元気という……皮肉なものですが、親との関係に引っかかりを覚える方が、今日から無理のない関係づくりに取り組めると良いなと思うばかりです。
【高橋リエ・カウンセラー】
子供の不登校・ 再不登校を経験して、自身が重度のアダルトチルドレンだと気づく。
心理療法を学びながら自身の問題に取り組むうち、現実はすべて意識の現れで、意識が変われば現実も変わると、身をもって確信。「心理相談所 成城カウンセリングサロン」を運営。著書に『気づけない毒親』『お母さん、私を自由にして!』ほかがある。twitter:@takahashi_rie_
<取材・文・イラスト/おおしまりえ>おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
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