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「妻の手製ハンバーグは不倫の証拠でした」夫に密告した謎の人物

道で女性に妻の不倫を密告された

「ある朝、いつも通りに家を出て最寄駅に向かって歩いていたら…見知らぬ女性に話しかけられたんですよ『お宅の奥さん、大学生と不倫してますよ』って」  あまりの事にビックリして固まってしまった浩之さん。その女性は「信じないのなら、奥さんのLINEをチェックしてみて下さい。iPhoneのパスコードは○○○○なので」と言い去っていったそう。 「何が起こったのかよく分からず混乱しましたが、まぁ、M美のスマホにさっきのパスコードを入力してみて解除できなかったら、単なるいたずらだって事になるので、試してみる事にしたんです」  その晩、妻が寝ているスキにパスコードを入れてみると。 男性 スマホ「それが、すんなり解除されてしまって。緊張しながらLINEを開くと、まさにあの女性の言う通り、不倫相手の大学生男子との甘いやり取りや写真など…見たくないのに、つい全部見てしまいました」  そして一番浩之さんを驚かせたのは…。

不倫を否定せず落ち着いている妻

「実はあのハンバーグやナポリタン、僕のためじゃなく、不倫相手にリクエストされて作っていたんですよ。僕は単なる練習台だったんです。なのにあんなに喜んで…本当にバカですよね。恥ずかしいです」  翌朝、妻にLINEを見て不倫を知ってしまったと話す浩之さん。 「M美は全くあわてず『そう…』と静かに言っただけで、言い訳も謝りもしなかったんですよ。なんか全てあきらめたような顔をして」  いたたまれなくなった浩之さんは、家を出たそう。 「とりあえず頭を冷やそうと、3日間程家に帰らずホテル暮らしをしました。でも、やっぱり気持ちは落ち着かず、M美と話し合うのも怖くて、友人に泣きついてしばらく泊めてもらう事にしました」 恐らく夫は子供を望んでいる それから、妻がパートに行っている時間を見計らって、荷物を取りにいく以外は帰っていないそう。 「しばらく現実逃避して、気持ちが落ち着いたらM美に連絡したいと思っています。え、M美からですか?全く連絡ないですね」 「もしかしたらあの女性は、パート先の人で…バレバレの不倫をしていたM美にムカついて僕のところに来たのかもしれませんね」とため息をつく浩之さんでした。 <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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