ダイエット中に摂取カロリーを減らすのはNG。痩せないしリバウンドの原因に
柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。ダイエットは「運動」「休養」「食事」のバランスが重要といわれます。
その中でもコントロールが難しく、複雑なのが食事でしょう。栄養素のバランスや摂取時間はもちろんのこと、摂取する食事のカロリーも気にしなければなりません。今回は食事の中でもカロリーに焦点を置いて話していきます。
体内ではお金の収入/支出のようにカロリーの収支という概念があります。食事をする事で増える摂取カロリーと日常生活動作やトレーニングなどで費やす消費カロリーのバランスを取るわけですが、体重を落とすためには摂取カロリー(収入)よりも消費カロリー(支出)を増やすことが必要です(因みに1kgを落とすのに-7,200kcalかかります)。
一般的に私たちが1日で摂取するカロリーは平均約1,800kcalで、反対に消費カロリーは基礎代謝、運動代謝を含めて平均約1900kcal(30歳代50kgで計算)で大体均等が取れています。
しかし、実際には摂取カロリーがもっと多かったり、反対にデスクワークなどが積み重なったりして消費カロリーが少なくなればこのバランスがとれなくなくなるし、摂取カロリーが大幅に上回ってしまいます。
ではとにかく摂取カロリーを極限に落として消費カロリーを増やせばいいのでしょうか。残念ながらそういうわけにはいきません。
ダイエットに重要なのは代謝であり、運動以外に起きる基礎代謝が低いことには「痩せやすい体、体質」を維持することができません。せっかく我慢して食事のコントロールをしても摂取カロリーを抑えるほど、かえって代謝が低下し結果的にダイエットが進まなくなるなんてことも起きてしまうのです。
また、摂取カロリーの低下は栄養不足にもつながるため、代謝を起こすために重要な筋肉を作るタンパク質の補給も少なくなれば結果的に痩せにくい環境を作ってしまうことにもなります。
体重を落とすためにはカロリーのマイナス収支が重要

マイナスを作ればいいわけではない

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