ところが、どんどん雰囲気は悪くなっていったといいます。
「とにかく、話が盛り上がらないんです。
LINEや通話のときのあの盛り上がりはなんだったの? というぐらい、まるで別人でした。裕介からは話題を出してくれないので、こっちが必死に話題を出しても、『はあ』ぐらいで終わってしまう。
そんな態度をとられたら、私のことが気に入らなかったんだと思うじゃないですか。だから、
『今日はこれで解散しようか』と解散の流れに持っていこうとしても、『いや、楽しいので、まだ話していたいです』とか言われて。じゃあ盛り上がろうよ! っていう感じでした」
盛り上がらないまま、年下男子だけがさんざん飲み食い
もうお酒でも飲まないとやっていけないと思った恵さんは、お酒を注文しようとしますが……。
「なんと、裕介に『
僕はお酒を飲む女性は、はしたないと思います』って言われたんです。確かに、日中からお酒を飲むことはあまり好ましいことではないのかもしれないですが、裕介はもうすでにガンガン飲んでいて。なんで私だけそんなこと言われないといけないの? と、びっくりしました」
その後も恵さんは帰りたくても帰らせてもらえず。数時間、まるで盛り上がらないまま、裕介さんはさんざん飲み食いしたそうです。
「
会計のときは、『じゃあ僕先に行ってますね!』と、さっさと外に出てしまって。会計は全額私持ちですよ。挙句の果てに、お礼もなく『このあと用事があるので』と言って帰っていきました……」
これでは、確かに不倫云々以前の問題です。
「おまけに、LINEでは『今日は、めちゃくちゃ楽しかったですね!! またすぐにでも会いたいです』と、裕介はハイテンション。何が楽しかったのかよくわからないですが、またオゴらせたいのかな? としか思えなかったですね。今では、もう裕介とは連絡をとっていません。やっぱり、なんだかんだで、
不倫なんてせずに、夫に一途でいることが一番だと痛感しました」
つまりバブル期で言うところの“メッシー”? 今回は不倫することにならなくて何よりですが、恵さんがまた他の男性に引っかからないか、ちょっと心配になるところです。
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不倫デートの悲喜こもごも―
<文/女子SPA!編集部 イラスト/やましたともこ>