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M-1 “敗者”の華麗なる名言4選。千鳥が空気を凍らせた瞬間etc.

 12月2日に決勝進出者が発表された『M-1グランプリ2020』(12月20日午後6時34分~、ABC・テレビ朝日系)。昨年は、当時無名だったミルクボーイが史上最高得点をたたき出して優勝し、多くの話題をさらいました。今年はCMにも多数出演するなど、活躍ぶりは言うまでもありません。
『M-1グランプリ2020』

(画像:ABC・テレビ朝日系 漫才頂上決戦『M-1グランプリ2020』公式サイトより)

 まさにブレイクの登竜門となっているこの大会で、今回は誰が優勝し、新たなスターの一歩を踏み出すのでしょうか? その一方で、優勝せずとも爪痕を残したコンビも多数います。中でも敗者コメントやその散り様が印象的だったコンビを名言と共に回顧してみましょう。

2019年:ニューヨーク「最悪や!」

 2020年は多くの深夜番組やひな壇でその姿を見るようになったニューヨーク。今年も決勝進出者の中にその名前が入っています。  しかし、昨年のM-1ではトップバッターと言うこともあり、点数も伸び悩み、10組中最下位に沈みました。その上、審査員の松本人志さんに「僕の好みなんですけど、ツッコミの人が笑いながら楽しんでる感じがそんなに好きじゃない」とコメントされる始末でした。
 大御所からの厳しい言葉に番組は一瞬ピりついた空気になったものの、その直後にツッコミ・屋敷さんが「最悪や!」と叫び、頭を抱えたことで、場内は爆笑の渦に包まれました。  この言葉があったことで、番組の空気が重くなることなく、他の出場者たちもリラックスできたといいます。この一言は一年経ってもいまだに芸人さんたちの間で語り草になっており、彼らが爪痕を残した一言といってもいいでしょう。

2017年:マヂカルラブリー「本気でやってるから!」

 とろサーモンが優勝した2017年大会。この大会で最下位となったのがマヂカルラブリーです。ボケの野田の独特な世界観が持ち味のぶっ飛んだネタを披露後、審査員の上沼恵美子さんは「好感度を上げようと思ったら、審査員もいい点をつければいいと思うんですけど、でも、本気で挑んでるんで、みんな。本気で私も挑んでます」と酷評。  ボケの野田が「(自分たちも)本気でやってるから!」と反論したのに対し、上沼さんは怒りの剣幕で「好みではない」「よう決勝残ったなと思って」とネタの感想を伝えました。その後さらに怒られ、服まで脱ぎだす様は多くの人々の印象に残り、翌年から“上沼恵美子怒られ枠”という言葉がM-1ファンの間で聞かれるようになりました。今年はこの件以来の決勝進出。上沼さんとのやりとりが楽しみですね。
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東京ダイナマイト、千鳥の名言は?
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