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M-1 “敗者”の華麗なる名言4選。千鳥が空気を凍らせた瞬間etc.

2004年:東京ダイナマイト「昨日の自分を殺したい」

 独特な味のあるテンポの漫才で実力派と知られる東京ダイナマイト。2004年「ビートの遺伝子」(当時はオフィス北野所属)というキャッチフレーズで初出場した際に出たのがこの名言です。  ファーストステージ敗退が決まり、重い空気が流れる中、コメントを求められたハチミツ二郎さん。強面の彼が笑顔で「昨日の夜にもしかしたら優勝できるかもしんないみたいに思っていた自分を殺したいですね」とさらりと言ったところ場内は大爆笑となりました。  アンタッチャブルが優勝し、南海キャンディーズが話題を集めた2004年の大会。ネタ以外のコメントで一番爆発した瞬間でした。

2003年:千鳥「もうこれが最後のテレビになるのかなー」

 まだ若く、決勝初進出だった千鳥の2003年の大会。敗退が決まり、大悟さんがピースをしながらも逆ギレのように言ったのがこの「もうこれが最後のテレビになるのかなー」というコメント。彼のチンピラのような尖った風貌もあり一瞬場内が静まるほどの気まずい雰囲気となりました。
 その様子はのちに、本人が『水曜日のダウンタウン』の「芸人が今までで一番スベった瞬間 逆に面白い説」で芸人人生で一番スベった瞬間として挙げたほど。  しかし、その時のインパクトは多くの視聴者の印象に残るものではありました。そして、長い月日はかかりましたがその後の活躍は言わずもがな。今やテレビで千鳥を見ない日はありません。 ================  他、2002年大会で立川談志師匠に「お前らはここに出てくる奴じゃない」と言われたテツandトモ、2003年に敗退が決まったスピードワゴン井戸田さんの憮然とした表情や、2009年に新人ながらも「こんなん、笑い飯さんの優勝でしょ」と半分やさぐれながら言い放ったハライチの岩井さんなど、歴史がある分だけ、印象に残る敗者たちが多数います。  今年はどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか? どのコンビが優勝するのかも気になりますが、敗者の散り際に目を向けてみるのもいいかもしれません。 <文/小政りょう>
小政りょう
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦
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