演技や舞台の脚本など、お笑いにとどまらないマルチな才能を持つ、チュートリアルの徳井義実さん（45）。 　2020年10月にナインティナインの岡村さんの結婚報道で話題となった「アローン会」（今田耕司さん、岡村隆史さん、又吉直樹さん、徳井さんが結成した独身芸人の集い）の裏話や、徳井さんの結婚観・仕事観を聞きました。 ――2匹の愛猫と共に暮らしている徳井さんですが、猫に愛情を注いでいることで独身生活が長くなっているのでしょうか？ 徳井義実さん（以下、徳井）：「一人暮らしでペットを飼うと婚期が遅れる」なんて世間ではよく言いますけど、僕はもともと1人でいるのがまったく平気なので、あまり関係ないと思ってます。ただ、僕があまり子供をほしいと思わないのは、猫の世話をすることで父性が発散されているせいかもしれないですね。 ――岡村さんに続いて徳井さんが「2020年内の結婚を決意」という報道もありましたが……アローン会を卒業する予定はあるのでしょうか？ 徳井：まったくありません！あの報道は本当にびっくりしました。報道があって、事務所から「結婚するんですか？」と聞かれましたけど（笑）。今は仕事のことしか考えられないです。 ――では、アローン会は3名で存続していくのでしょうか？ 徳井：先日岡村さんの結婚を知って、今田さんと又吉と僕の3名で中目黒のバーで“緊急アローン会”を開きました。「これからも3人で頑張っていこうな」と決意を新たにしましたね。「これからの俺たちはどうするべきなのか、なぜ結婚しないのか」をテーマに「どうする、どうなるアローン会」をやってました。 ――新しいメンバーは入れないのでしょうか？ 徳井：会長の今田さんから「補充に関してどう思う？」と問題提起があって、誰がいいかという話し合いをしました。独身芸人なら誰でもいいという訳ではなくて「ある程度仕事をバリバリ頑張っていて、それなりのステータスがあって、あえて独身を選んでいる芸人」という基準があるんです。「俺たちは結婚できないんじゃない、結婚してないだけなんだ」と常々言っていますから（笑）。 　会長が普段から目を光らせてるんですが、候補として話に上がったのは、アンガールズの田中（卓志）と、フットボールアワーの岩尾（望）です。でも少し決定打に欠けるかもしれないですね。 ――モテるのに結婚しない芸人さんといえば、キングコングの西野亮廣さんはいかがですか？ 徳井：西野はイキイキし過ぎているからダメです（笑）。やりたいことがいっぱいあって充実しきってるから「こじらせてる感じ」がないんですよ。アローン会は切なさを背負っていないといけないから、基準が難しいんです。