Entertainment

霜降り、マヂラブら学生お笑い出身がM-1連続優勝するワケ

ミルクボーイ 大阪芸大出身 暗黒時代を経て王道の漫才師に

「コーンフレーク」ネタで『M-1グランプリ2019』で優勝したミルクボーイ。ツッコミの内海崇(34)とボケの駒場孝(35)が出会ったのは、2004年に入学した大阪芸術大学の「落語研究寄席の会」でした。  内海は高校生時代から「M–1甲子園」(後の「ハイスクールマンザイ」)に出場し、駒場は高校の学園祭で漫才を披露していました。2人は大学1年生で「ミルクボーイ」としてコンビ結成します。  大学在学中から、『M-1グランプリ2006』の2回戦に進出し、同年の「大学生M-1グランプリ」で優勝してからプロを意識するようになります。そして2007年にオーディションを受けて吉本興業に所属することに。  2008年に無事大学を卒業し、M-1優勝を目指そうとした2人でしたが、2010年にM-1グランプリという番組そのものが終了してしまいました。  人生の目標を失なったまま、ミルクボーイは数年間を過ごします。しかし2015年にM-1グランプリが復活。病を抱えた内海の母からの激励や、周囲の人々に後押しされ、再び漫才に真摯に取り組み始めました。  そして2019年10月に「関西演芸しゃべくり話芸大賞」グランプリに輝き、同年の『M-1グランプリ2019』で初の決勝進出を果たすと見事優勝します。「自分達は漫才師」という矜持を持ち、東京進出せず劇場の舞台に立ち続けています。

マヂカルラブリー 地下芸人を自称、賛否両論を巻き起こした独自のスタイル

 学生時代からコンビを組んでいた霜降り明星やミルクボーイと違い、マヂカルラブリーのコンビ結成はツッコミの村上(36)の大学卒業後でした。  ボケの野田クリスタル(34)は高校生時代から同級生と組んだコンビでM-1の3回戦に進出し、16歳で東京吉本に所属しました。一方、村上は法政大学在学中に「大学お笑い日本一決定戦」に出場し、2005年、2006年と連覇を果たしています。  村上が大学を卒業し、同級生が就職したことから相方を探していた時に野田クリスタルと出会いコンビを結成しました。その頃すでに東京で「地下芸人」として活躍していた野田クリスタルの影響で、マヂカルラブリーはマニアックな笑いを追求していきます。  結成後すぐにM-1グランプリの3回戦まで進出し、『THE MANZAI』(フジテレビ)の2011年、2012年の認定漫才師に選出されるなど、賞レースに挑戦し続けます。 『M-1グランプリ2017』では初めて決勝進出しますが、審査員の上沼恵美子に酷評され10組中最下位という結果に。ひどく落ち込んだ2人でしたが、昨年ついに優勝を果たしました。  優勝後も「地下芸人」を自負するマヂカルラブリーは、今年1月に地下芸人達を集めた配信イベント『マヂカルラブリーno寄席』を主催。お笑いマニア向けのイベントにも関わらず、チケットの配信枚数は1万4000枚を超え、吉本興業の配信ライブチケット歴代最高記録を更新しました。  学生お笑いで活躍した若者がオーディションを経てプロになる流れが確立されつつあるようです。これからオンライン化が進む世の中で、また新しい芸人への道が開かれるのかもしれません。 <文/都田ミツコ>
1
2
Cxense Recommend widget


あなたにおすすめ