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キャバクラ好きの彼氏が使った100万円、そのコロナ禍ならではの出どころは…

持続化給付金100万円をキャバ嬢に貢いでいた

キャバクラ「Fと喧嘩になってから1ヶ月程連絡を取ってなかったのですが、その時にたまたま彼と仲の良い漫画家のHさんと仕事で一緒になり、雑談していたら『もしかして、Fと別れちゃったの?』と聞かれて、“ん?”となり嫌な予感がしましたね」  話を聞いてみると、漫画家仲間のすすめで持続化給付金の対象者なのか調べてみた彼氏は、ギリギリ対象に当てはまることがわかり、即申請。そしてスムーズに入金されたそう。 「Fは元来面倒くさがりで『収入は確かに落ちてるけど、前の年の50%減なんて月はさすがに無いと思う』とずっとチェックすらしてなかったんですよ」  そして100万円を手に入れたFさんが、以前お気に入りだったキャバ嬢に貢(みつ)いでいるとHさんに聞いた奈美さんは…。 「その晩すぐにFに連絡を取り『キャバクラ卒業するって約束したよね?』とたずねると『キャバクラには行っていない、仲の良い女の子を助けてあげているだけだ』と言い訳をしてきて頭にきて」

彼から泣きながら電話が…

「お前は結局、お金を払わないと女に相手にされないクズなんだよ!いい加減気づけば」と捨て台詞を吐いて彼と別れた奈美さん。 「ですが、それからしばらくしてFから連絡があったんですよ『ホントその通りだったよ…お金関係なく僕と仲良くしてくれるのは奈美ちゃんだけだ』と泣きながら」 泣く夫 話を聞くとキャバ嬢に貢いで、お金のなくなったFさんはすぐに相手にされなくなってしまったんだとか。 「そんなFの事、どうしようもない馬鹿だと思いますし、ムカつくんですが…でもこんなダメ男、私しか支えられないんじゃないか?という母性本能が働いてしまって」 「もう絶対にキャバクラも、キャバ嬢と連絡取り合うの禁止!私の事だけを大事にするならよりを戻してあげる」と彼をを許す事に。 「Fは寂しいと、お金を払ってでも女性に相手にして欲しいと思ってしまう弱い性格なので、私が寂しい思いをさせないように接してあげようと思いまして」 「それにしても100万円もったいなかったですよね。もっといくらでも有効な使いみちがあっただろうに…」とため息をつく奈美さんなのでした。 <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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