牛脂スープ(左)、シンプルあら汁
実際に、金森氏が食べている具体的なメニューとは?
「卵とサバ缶は断糖高脂質食として最適。なので、僕はサバ缶の卵炒めなどよく食べていますが、脂質がたっぷり摂れる牛脂スープや、あら汁はまず始めてみるのにオススメです。
逆に注意すべきは調味料。醤油やみりん、こしょう、料理酒などは糖質が含まれているので、塩や魚醤、グラスフェッドバターなどを活用しましょう」
空腹を感じたときの0.5食で登場するのも、当然「脂」だ。
「先ほどの牛脂スープ、またはMCTオイルや生クリーム入りの紅茶がいいですね。
糖質を摂らずに脂を絶えず摂取し続ければ、体脂肪が燃焼してエネルギーがつくられますし、食欲が抑えられます。
また、食事で足りない栄養素については、ビタミン、ミネラル、オメガ3魚油などのサプリメントで補うのが必須です」
0.5食時に最適な「紅茶+MCTオイル」。「MCTオイルは紅茶に入れて飲むことで、食欲が抑制されて腹持ちがよくなります」(金森氏)
▼シンプルあら汁
臭み、ぬめり、血合い取りなどの下処理を済ませたあら、長ねぎ、しょうが、材料が浸るくらいの水を入れたら蓋を閉め、中火にかける。
沸騰後は弱火で約20分加熱。アクを取り、最後は塩またはしょっつるで味を調える。
▼牛脂スープ
金森氏も愛飲のスープ。牛脂(100g)を一口大のサイコロ状に切って炒め、脂が出たら牛ひき肉(80g)を炒める。
水(500ml)としめじ(100g)を入れ、塩で味を調え、30分ほど煮込む。最後に卵を溶いても美味だ(2人分)
【作家・金森重樹氏】
’70年生まれ。東大法学部卒。ビジネスプロデューサー、作家。現在は断糖高脂質食ダイエットの普及活動にも取り組んでいる
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食べて痩せる!―
<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/我妻慶一>