「トイレに行ったときの手洗いで石けん類があっても使わない」も、男女でトイレ(小)の使い方が異なるためか差が出ています。女性は24%で6位、男性が15%で10位でした。筆者はいまだに女性トイレで“水でちょろっと指先だけ洗う女性”を時々見かけますが、その後すぐに手指を消毒していると信じています。
厚生労働省が公開している「
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」によれば、
手指に付着しているウイルス量は、流水による15秒の手洗いだけで100分の1に、石けんで10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐと1万分の1に減らすことができるそう。100倍の差は大きいですが、石けん等が見当たらない場合は仕方がないですよね。水だけで洗う場合はせめて流水で15秒以上を意識して、丁寧に洗うことが大事なようです。
3人に1人が「お金を触った後、手洗いや消毒をしない」
「(寒いので)頻繁に換気をしていない」は、女性が27%で5位、男性17%で9位。この寒さの中、“わかっていても寒くて換気できていない”という場合もあるでしょう。また、“頻繁に”というのが、具体的にどれくらいの時間なのかもわかりにくいという点も不安になる理由かもしれません。
換気の頻度に関しては、厚生労働省が「
3つの密を避けるための手引き!」の中で、「
窓を使った換気を行う場合、風の流れができるよう2方向の窓を1回数分程度全開に。換気回数は毎時2回以上」と示しています。寒さはツライですが、換気を前提に、自宅でも出先でも常に羽織れる防寒具を手元に置いて、対策をしておきたいものです。
「お金を触った後、手洗いor消毒をしない」については、女性が31%で4位、男性が32%で2位と、男女ともおよそ3人に1人が選択。不特定多数の人が触り、めったに洗われることのないお金ですが……コロナに関係なく普段から気にしていた人もいれば、意識したことがない人も意外といるのかもしれませんね。