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俳優・北村有起哉がヤクザ役に「綾野剛くんとの“泥仕合”の撮影は大変でした」

 綾野剛さん演じる一人のヤクザの生きざまを、三つの時代に分けて描いた人間ドラマ『ヤクザと家族 The Family』が公開中。主人公の山本が父と慕う組長の柴咲(舘ひろし)を、若頭として支え続ける中村を、北村有起哉さんが演じて深い印象を残しています。
『ヤクザと家族 The Family』北村有起哉さんインタビュー

北村有起哉さん

 映画『新聞記者』『浅田家!』『生きちゃった』、ドラマ『アンナチュラル』『美食探偵 明智五郎』と話題作に引っ張りだこで、現在もドラマ『書けないッ!?』に出演中、映画『すばらしき世界』も控える北村さんに、本作の撮影エピソードや、北村さんご自身の家族について直撃。北村さんの子煩悩な一面や、名優として活躍したお父様・北村和夫さんとのエピソードも聞きました。

日本アカデミー賞受賞の藤井道人監督と再タッグ

――『新聞記者』の藤井道人監督とふたたび組みました。『新聞記者』の陣野も本作の中村も、監督が信頼している人だからこそ託せる役だと感じました。
日本アカデミー賞受賞の藤井道人監督と再タッグ

『ヤクザと家族 The Family』より

北村有起哉さん(以下、北村)「『新聞記者』の撮影が終わって、割と間もなくの、まだ『新聞記者』が題材的にも本当に劇場公開できるかもわからない段階の頃に、監督とプロデューサーから『次はヤクザをやろうと思います。またぜひ』と声をかけていただいたんです。  そのころはまさか『新聞記者』が日本アカデミー賞を取ったりするとは想像もしてませんでしたが、また呼んでいただけたというのは、純粋に嬉しかったです。“ヤクザ”を撮るというのは驚きましたが」 ――それも、いわゆるこれまで映画で描かれてきたヤクザではなく、今の時代に置かれたヤクザの姿をまっすぐに描いた作品ですね。 北村「僕も昔のヤクザ映画は好きでよく観ていましたが、今回の作品は基本、ヒューマンドラマですからね」

ヤクザの泥仕合の翌日には恐竜博物館へ

――いくつも印象的なシーンがありました。特にどこの撮影をよく覚えていますか。
ヤクザの泥仕合の翌日には恐竜博物館へ

『ヤクザと家族 The Family』より

北村「綾野剛くん演じる山本とケンカする場面です。脚本に『二人、殴り合う』と書いてあるんですけど、そこに『泥仕合』とあったんです。文字ではたった3文字ですけどね。『泥仕合』って、やるほうは肉体的に大変です(苦笑)。沼津の港の、下がボッコボコになっているコンクリートの上でね。深夜の1時くらいにやりました。しかも僕、体調管理がなってなくて、その日はちょっと調子が悪くて、エネルギー飲料を2本くらい飲んでやってたんです。  綾野くんも海千山千の人だから、時間自体はそんなにかからなかったんですけどね。でもそのとき、僕、軽く足をひねっちゃって。撮影には別に支障ないレベルだったんですけど、実は翌日に家族と名古屋で遊びに行く約束をしていまして。よく覚えているシーンって、寒かったとか、大変だったとか、何かとワンセットになっているものなんですが、このシーンは、『そういえば翌日、足をひきずりながら恐竜博物館に行ったな』ということとワンセットで覚えています(笑)」
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自分はもっと役者バカかと思っていた
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