「受講生さんには、具体的な婚活の期間は『3ヶ月』とお伝えしています。期限を決めずに行うと、モチベーションが下がる可能性が高まります。短期間で複数の候補者を比較検討するためには、それなりに出会いの母数が必要ですが、ゴールを明確に決めておくと大量行動への原動力になるからです。
統計学では、
出会った10人の男性の中から一番良いと思った男性を選び、その後新たに出会った男性から、前の10人中1番だった男性よりもベターな人を選ぶと、理論上“100人いる中から1番良い男性を選ぶ状態”に限りなく近づくそうです。
100人と会うのは大変なので、期間を決めて比較しながらパートナー選びをする方法が効率的なのです」

ハイスペ男子総合研究所(ハイスペ総研)の副所長・柿添あいさん
あいさんもこの方法を実践。最終的には3人の候補者とデートを重ねたそうです。1人は年収5億円(!)で、複数の会社を経営している身長187センチのイケメン。もう1人が、IQ150のメンサ会員(全人口の内上位2%のIQの持ち主であれば入れる国際グループ)。「小泉進次郎さん似で、すごく私好みの顔でした」とのこと。もう1人が現在の、1億円プレイヤーの彼です。筆者だったら迷って決断できないかも……。あいさんが今の彼に決めた理由は?
“なにか”を頑張っている女性は男性にとっても魅力的
「彼に惹かれたのは、会話の質です。話を理解する深度と速度が一致して、初対面から会話がすごく盛り上がりました。文化圏がかなり近い点も決め手になりました。出身地が同じで、『超』がつくほどの漫画好き。お互いに新宿二丁目やゴールデン街が好きなど、アンダーグラウンド文化を通過してきた共通点も決定的なポイントになりました」
投資コミュニティーで出会った彼とは、漫画やアングラ系の話で盛り上がったとのこと。ハイスペ男性はハイソサエティな話題にしか反応しないというのは思い込みだそうです。
「仕事で結果を出しているハイスペ男性は、
“なにか”を頑張っていて自分が尊敬できる女性を好みます。“なにか”は、趣味でも仕事でもいいのです。たとえば私が参加したコミュニティーでは、ウェイトリフティングをしている女性に興味を示した男性もいらっしゃいましたし、カメラやインテリアの話題で男性と盛り上がっている女性もいました。専門分野に特化した話題を提供できると、視野が広いハイスペ男性は惹きつけられます。
40歳以上で人生経験が豊富な女性であれば、人生の掘り起こしをすれば見つかると思います」