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彼がエッチ中に動画を撮りたがります…どういうつもり?|性活相談

ネットに流出する危険性

「信じること」には、相手に対するものばかりを羅列しました。でも実は書いていないものがあって、それは自分に対するものです。 ネットに流出する危険性 もし相手が裏切ったり、万が一の事故的流出が起きたら、ネット上から完全に消去することも、人々の記憶から消すこともできません。その時に仕方ないと腹をくくる覚悟が持てると、自分を信じられなければなりません。この覚悟は、体に刺青を入れる人の覚悟に似ています。ネット上に残ることをデジタルタトゥーと呼びますが、刺青は自分の意志で選択するのに対して、デジタルタトゥーはそうでないことが多いという点も注意が必要です。

第三者に見られる覚悟はあるか

 さらに考えなければならないことは、2人の関係が悪化すると、撮影した写真や動画が楽しい思い出から黒歴史になるということです。関係が悪化することや別れ、裏切りを考えるのは、感情で魅かれて相手を信じ付き合っていることと矛盾するので、たいていは考えないようにします。でも、事実として、付き合った二人の関係がずっと良好なことは奇跡と言っていいほど可能性のないことです。  つまり、第三者に見られる覚悟がなければ、性的な撮影はしない方がいいというのが僕の考えです

愛情と信じることは別

愛情と信じることは別 性教育の授業のようになってきたので戻します。撮影することは、いろいろな“信じる”が前提になるので、相手を信じていることの証になるのです。愛情と信じることは二卵性の双子のようで、限りなく似ているけど違うものです。愛情は今の相手に向けられたものです。信じるとは、未来の相手に向けられたものです。厳密に言うと、信じることは、信用と信頼に分けれて、信用は過去の積み重ねで生まれるもので、信頼は未来に賭けることです。ここで言っているのは信頼の方です。

自分が負うリスクに見合った成果はあるのか

 今回のケースでは、付き合って1年半なので信用があり、それを踏まえて結婚という未来に賭けようと信頼もしています。これは相手の人格や、自分の気持ちに関してのことで、撮影するとなると、秘密保持や管理能力といった別のことも信じられなければなりません。多くの男性が「絶対に誰にも見せないし、すぐ消すから」と言って撮影をしますが、そこには信用はありません。大丈夫だろうなと信頼するしかありません。この賭けは一方的過ぎます。あなたが抱えるリスクと、彼を喜ばしたり飽きられないという成果は釣り合っているでしょうか?
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「撮影したい」に隠された本音
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