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マンガで学ぶ“性”のこと。「嫌だな」と感じても断りづらいあなたへ

夫婦やカップルで「断りづらい」時はどうすれば?

 とはいえ大人女性の場合は、“夫(彼氏・パートナー)の誘いを一度断ったら悪いような気がして、気分が乗らない日でも断りづらい”なんていう悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。
夫婦 カップル

写真はイメージです(以下同じ)

「日本は性にかんする話し合いをしない、できないという夫婦やカップルが多いですが、自分の本当の気持ちを伝え合い、受け入れあっていくのがセクシュアルパートナーの基本条件です。  たとえば、自分はその気にはなっていないのに、相手に求められたとします。そのときに私がお勧めしたいのは、以下の2案です」

1. 断るときに、できれば代案を出してみる

「大人になると『断ったら気まずくなるかも……』と、NOを言えないと悩む人もいますが、不快なことやされたくない気持ちを表明するのは、人として当然の権利。自身の気持ちを尊重すべきです。心のザワつきを抑え続けていると、自分を守るセンサーが働かなくなり、防犯意識が低下してしまうからです。人は、自分の『NO』を伝えて、受け入れられる経験を繰り返して自分や相手を尊重できる人間になります。  ですから断るのはOKですが、できれば相手に代案を出してあげてください。『◯日ぐらい後でね』と具体的な日程を提案するとか『もっと私の調子がいいときにしたいな』などです。相手に、性行為に対して前向きな気持ちをキープしていると伝わる言葉がけをしていただきたいのです。 『男性は』とひとくくりにはできませんが、男性は相手に求めたときに、『断られるのは愉快ではないが、断られたら諦めるしかない』という感情を抱きます。もしも断るときにいかにも鬱陶(うっとう)しそうに『今日は気分じゃないの』、『やめてよ』などと拒絶されると、非常に傷つくのです。女性にしても同じですよね。『自分が愛ある時間をすごしたいと思って誘ったのに、そんな冷たい顔つきで言わないで』と。私も妻と断り方について何度かやり取りをして、改善に至りました」
おうち性教育はじめます

『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』(KADOKAWA)

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断らずに、ほかの方法で相手の欲求を満たす
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