2月12日は「ブラジャーの日」ブラジャーの歴史は意外に浅い?
2月12日は「ブラジャーの日」です。1914年アメリカ人の女性、メアリー・フェルプス・ジェイコブが、現在のブラジャーの原型に当たる特許を申請した1914年2月12日にちなみ、株式会社ワコールが制定しました。
メアリー・フェルプス・ジェイコブが考案したのは、ハンカチをリボンで結んだという簡素なもので「バックレス・ブラジャー」と名付けました。重くて硬かったコルセットの代わりとして考案され、軽量で柔らかく、着心地が快適だと評判になったそうです。
日本では、大正末期から昭和初期にかけて少しずつブラジャーが浸透していきます。ただ、当初はブラジャーという名称ではなく「乳房ホルダー」、「乳房バンド」、「乳押さえ」という名称で、衣料品店ではなく、衛生用品として薬局で販売されていたことも。
第二次世界大戦後に、アルミ線を螺旋状にしたスプリングを綿でおおって布で包み、洋服の裏に縫い付けて使用するブラパッドの作り方が考案されました。
これが現在、私たちがブラジャーと言って思い浮かべる時にもっとも近い形になり、1950年には和江商事(のちのワコール)が“ブラパット”を入れる内袋のついたブラジャーとして発売されました。1950年代に洋装が広がったこともあり、1956年頃から下着ブームとなりブラジャーも普及していきました。
意外にも歴史が浅いブラジャーですが、現在では数多くの企業が新しいブラジャーを開発し、デザインやシルエット、用途など選択肢が豊富になっていますね。
<文/女子SPA!編集部>