大塚家具の父と娘のいさかいは記憶に新しいのではないでしょうか。
大塚勝久氏(77)と、娘の大塚久美子氏(52)の経営主導権争いは、2020年12月1日に娘の久美子氏の社長退任で幕引きとなりました。現在は、大手家電量販店「ヤマダ電機」の傘下に入り経営再建を進め、現ヤマダホールディングス社長で、大塚家具の会長も務める三嶋恒夫氏が社長を兼務することになりました。
低価格路線を打ち出す同業他社に打ち勝とうとして久美子氏がおこなった戦略が、父が築いてきた高級家具というブランドイメージを壊してしまい、業績を改善できなくなってしまったのが原因だといわれています。
2020年12月1日に更新された久美子氏のブログには、「今後は、インテリアや住まいに関係する分野でのコンサルティングの仕事を中心に家具・インテリアの情報発信をしながら、大塚家具を側面サポートしていきます」と書かれています。
自身の会社を守り、さらに成長させたいという思いは父と娘ともに共通しているはずですが、いつしか歯車が噛み合わなくなってしまったようです。
2019年に引退した野球選手のイチローこと鈴木一郎氏(47)。彼の実父である鈴木宣之氏(78)との確執が噂されています。
父と息子の関係が悪化したのは1999年12月、元TBSアナウンサーの福島弓子氏との結婚がきっかけです。テレビ番組のインタビューで父・宣之氏は「2、3歳上なら理想的だった。10歳離れるとアウトだったけど、7歳は、ギリギリセーフかな」などと息子の結婚に対して不満を漏らしていました。
また、メジャーリーグに挑戦することを後押ししたのも弓子氏です。手塩にかけた息子を手放したくなかったであろう宣之氏にとっては、大事な宝物を奪われるような感覚だったのかもしれません。
しかし、イチローが2019年に選手を引退した時の鈴木宣之氏へのインタビューで「脳裏に浮かんだのは、子供時代のこと。あの小さかった子が、45歳のメジャーリーガーとしてよくここまでやってきた、思いっきり涙がわーっと湧き上がるというか…」と目に涙を浮かべながら語りました。
手放したくないほど多くの愛情を注いだ父の存在があったからこそ“イチロー伝説”が誕生したのかもしれません。なお、現在は、関係は軟化しているそうです。
以上、ビミョーな親子関係だった有名人を振り返りしました。華々しい舞台の裏側には家族の葛藤や苦悩が隠れていることが少なくないようです。
<文/女子SPA!編集部>