「カリカリしちゃって、“あの日”か?」
これを言われたことがある人も、かなりいるようです。女性の機嫌を生理と結びつけて片付けようとする雑さには、ほとほとがっかりしますよね。「
プレゼン中、熱弁をふるっていたらみんなの前で上司にこう言われた」という人もいて、「そんなに“生理大好き”なら、正しい知識も身につけてよ!」と言いたくなったとか。まったくですね。
「更年期障害じゃないの? 閉経ババア!」
これも、大人の女性をおとしめる感じの悪い物言いです。人として自然な身体の変化を落ち度のように言われるのは、心外なもの。“若い女性以外は無価値”とでも言いたげな言葉は、誰も幸せにしないでしょう。
さらに悪いのは、男性だけでなくこうしたことを言う女性もいたこと。年上の女性に向かって吐いたツバは、年齢を重ねた自分の上に落ちてきて、べっとりとからみついているはずです。いろいろ、残念……。
――いかがでしたか?
「えっ、こんなひどいことを言う人がいたの?」と驚くこともあったでしょうか。
経験者の中には、「
あまりに普通に言われてきたから、慣れていた」という人もいるかもしれません。……が、やっぱりこれらは、昔は容認されていても今は絶対ナシの言葉たち。こんなことを言う人は、軽蔑されてしまいます。
令和を生きていくのなら、人に向ける言葉のアップデートはとても大切。忘れないように、したいものですね。
<文/みきーる>