20年後、同じ占い師に占ってもらうと予想外の結果が
そのアドバイスに背中を押され、香織さんは編集プロダクションへ。
「親の反対を押し切って、入社しました。その後、社員となって、女性誌やタウン誌などの編集を担当できたんです。10年勤めた後に、独立しました。ある意味、占い師さんの占いが当たったんですよね」
出版業界に入ってからのキャリアは順風満帆とも言える香織さん。占い師の言う通り、書く仕事が合っていたのでしょう。しかし、コロナ禍の現在は、先行きが見えず、仕事に対して不安が消えないといいます。
「ふと頭に浮かんだのが、20年近く前に占ってもらった占い師さんだったんです。調べたら、まだ現役で占いをしていると知って、みてもらいに行くことにしました」
気になる鑑定結果は、香織さんを勇気づけるものだったといいます。

「今の仕事については詳しく話していないのですが『表現する仕事の方が良い結果が出せる』と言われたんです。20年前と同じ結果で、驚きましたね。会社勤めを目指そうかと思っていましたが、このまま書く仕事を続ける決意をしました」
このように、人生のターニングポイントになる出会いは誰にでもあるかもしれません。占いが当たる・当たらないということより、誰かに背中を押してほしい時があるんですよね。
「迷っていた小説講座にも通い始めて、自分の文章を書き始めました。今度は占い師さんに、良い結果を知らせに行きたいですね」と明るく語っていました。
―人生を変えた劇的な出会いと別れ―
<取材・文/池守りぜね イラスト/ただりえこ>
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