しかし学校の特色や事情はあれど、在学中の生徒の気持ちの変化や思想・考えをどこまで縛ることができるのでしょうか。そして規則を破った者に対し、自主退学を勧告という対応が適切だったのか、生徒間同士でリークし合うシステムなど、校則そのものの是非以外にも、考えるべきことの多い問題のように感じます。
さらに、裁判の訴状によれば、訴えを起こした女性は交際がバレた際に、
教師から4時間にもおよぶ面談がなされ、スマホの画像の開示や、「性交渉はしたのか」など執拗に聞かれたとしています。
今回話題になっている校則問題ですが、裁判の経過をみまもりつつ、「特殊な環境だから」「自分が選んだ学校だから」という言葉で、子供の権利や自由を奪っていないか、今一度考えるきっかにするべきだと考えます。
<取材・文/瀧戸詠未>