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「良かれと思ってやった」夫の行動にイラッ。妻の“聖域”を無自覚に侵す夫

「夫に任せる」勇気を持とう

話し合い「夫のテリトリー侵害にイライラする時は、いっそのこと家事・育児に手を抜くチャンスと割り切って、『夫に任せてみる』ことを考えてみてください。そして、今まで見えないルールで動いていた家庭について、話し合う機会にしてほしいです。 ランチや夕飯はどうするか、子どものお迎えやお風呂はどのタイミングで誰が担当するか?など。生活のタスク1つ1つについて話し合うと、分かっているつもりが分かっていなかったり、名前もない小さな家事が積み重なって大きな負担になっていたり、と見えてくるものがあります。 『何でそんな風にするの?』と疑問をぶつけても良い結果にならないのは明らか。ふたりの間にある見えないルールを知ることが、良い関係を作る第一歩になると気づくことが大切です」(秀海さん)

「ゆずる」ではなく「任せる」

 ちなみに、話し合いでは妻が一方的に決めるのではなく、夫を巻き込むイメージで意見を聞いてあげましょう。  その際、女性は相手に「ゆずる」ではなく「任せる」意識で。「ゆずる」という感覚があると、「奪われている」と感じてしまう人もいるようです。難しいかもしれませんが、イライラを感じている方は、少し意識できたら良いですね。 【取材協力】 Life Design Labo/安東秀海・安東美紀子 業界最大手のカウンセリング事務所にてカウンセラー&講師として活動後、2015年に独立。結婚生活に悩む夫婦のためのカウンセリング&コーチングを行う。機能不全を生んでいる夫婦間のコミュニケーションパターン、価値観の違い、感情的なもつれを特定し、関係性修復に導くアプローチを得意とする。東京渋谷のカウンセリングルームには危機に直面した多くの夫婦が訪れている。 <取材・イラスト・文/おおしまりえ>
おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
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