――高校生の物語です。新田さんは学生時代、どんなタイプでしたか?
新田「部活も勉強も仕事も、ちゃんと両立できていたと思います。アメリカは、部活をするためには成績もよくないと辞めさせられてしまうんです。だから部活のために勉強もしていた感じですね。あとはバイトも頑張ってました」
――学生時代のことでよく覚えている出来事は?
新田「
学校のグラウンドに遊園地が来ることがありました。それって日本にはないですよね? 中学のときとか、そういう日が何回かあってみんなで遊びました」
――本作は蒼の成長物語でもあります。新田さん自身を成長させてくれた出会い、人はいますか?

『ブレイブ -群青戦記-』より
新田「『ちはやふる』の國村隼さん、ドラマ『トドメの接吻』の小市慢太郎さん、『OVER DRIVE』と『カイジ ファイナルゲーム』の吉田鋼太郎さん、あと4月からのドラマ『イチケイのカラス』の小日向文世さんもそうです。たくさんいらっしゃいます。
何が大きかったのか、具体的に言葉にはできませんが、得ているものがたくさんあると思います。普段の何気ないお話の中にも、偉大だなと思うことがありますし、現場での姿を見ているだけでもそうです。人としても役者としても出会ってよかった。その場にいなければ体験できないことだと感じています」
――本作ではキーワードとして「一所懸命」が出てきます。新田さん自身が好きな言葉は?
新田「この作品に出たことによって、『一所懸命』になりました。それってすごいことだなと思っています。自分が出た映画のなかでもらった言葉が、自分自身の好きな言葉になる。なかなかないことだと思っています」