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人前でだけダメ出ししてくる彼氏。我慢の限界がきた彼の決定的な一言とは?

話を盛ってまで彼女サゲをする元カレ

 決定的だったのは元カレにいつものように呼ばれて、彼が学生時代にお世話になったという地元の先輩たちと居酒屋で飲んだ時のこと。相手は友人ではなく先輩とあって、恵麻さんはいつも以上に気を配り、常に自分から店員さんを呼んで注文を頼んだり、ジョッキやお皿も空いたらテーブルの端に集めて下げてもらうようにしていたそうです。  ところが、いつものように元カレの彼女サゲは止まらず、「コイツ、こんな風に見えて普段はズボラで部屋も散らかってるし、全然気が利くヤツなんかじゃないんですよ」と言ってしまいます。  それまで言われた内容と比べても特にひどいものではなかったのですが、彼女はキレイ好きで部屋の掃除は毎日欠かしません。それまでも話を盛ることは何度もありましたが、このときは元カレの一言でプツンと切れてしまったといいます。 「自分たち以外の人がいる前ではキャラ変するような相手じゃ一緒に居ても疲れるだけだし、もう別れようかと思っていたんです。それにこの日は体調があまり優れなかったことも影響していたかもしれません。本当は2人きりのときに別れ話をするつもりでしたが、何もかも面倒になっちゃって。 『わかった。私みたいなダメな女はあなたにふさわしくないから別れよう』とその場で飲み代のお金をテーブルに置いて店を出ました」  すぐに元カレが追いかけてきたそうですが謝るどころか「なんだよ、あの態度は!」と責めてきたとか。心底あきれたと同時に本当に彼のことが嫌になり、腕をつかまれましたが無理矢理振りほどいて帰って来たそうです。 飲み会

元カレは「モラハラ男」と友人たちから総スカン

「その日の深夜に謝罪メールが何通も来ましたが、もう愛想が尽きてしまったので、『もう好きじゃないから。これでブロックするね』とメッセージを送り、直後ブロックして連絡を絶ちました。結局、それで向こうも諦めてくれたのか、元カレとはそれっきりです」  ただし、この話には後日談があります。恵麻さんが共通の知人から聞いた話によると、元カレは“彼女にモラハラを繰り返していたひどいヤツ”という悪評が友人たちの間で広がり、友達からは総スカン。「復縁をとりなしてほしい」というお願いも全員がシャットアウトしていたそうです。 「知人からは勝手に断ったことを謝られましたが、むしろそうしてくれて助かりました。今は友達としての付き合いもないのでどうでもいいですが、あの態度を改めなければ結婚は一生無理でしょうね」  照れ隠しなのかツンデレなのかはわかりませんが、誰だって人前でけなされて気分がいいはずがありません。こんな態度はやめてもらいたいものですね。 ―私がブチ切れた瞬間― <文/トシタカマサ イラスト/とあるアラ子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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