「夫婦別姓は子供がかわいそう」の根拠は何?別姓にしてよかったママの胸中
岡山県の「選択的夫婦別姓制度の反対」に思うこと
「ゆくゆくは岡山県でやりたいことがあったのですが、もしかしたら自分たちのような家族は異質な存在になってしまうのかもしれない、という不安が生じました。
なんだか故郷に拒否されたような複雑な気持ちです。私の姓って、岡山発祥の希少な苗字なんですけどね……。
選択的夫婦別姓については、『慎重に、時間をかけて』という言葉が聞かれますが、何十年も議論していて、あとどれだけ慎重になったらいいのでしょう。伝統が大切? この議論をしている数十年の間に、世の中は大きく変わりましたよね。たとえばスマホもパソコンもこれだけ社会に浸透しましたが、“伝統”を理由に反対している人はいますか? 私はまだ、会ったことがありません」
「日本ではまだ夫婦別姓を選べない」ことを知らない人も
北川和子
ライター/コラムニスト。商社の営業職、専業主婦を経てライターに。男女の働き方、家族問題、地域社会などをテーマに執筆活動を行う。
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