Gourmet

カルディで270円のイタリア菓子「マリトッツォ」って?“タピオカ級”ブームの予感

プロポーズに使われる“ロマンス菓子”だった

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プリンチで販売中の「マリトッツォ ノッチョーラ」

 マリトッツォの名前の由来は、イタリア語で“旦那様”を意味するMarito(マリート)や結婚を意味するMatrimonio(マトリモーニオ)から来ていると言われています。  昔は生クリームの中に指輪を忍ばせて、女性にプロポーズをしていたそうです。そんなロマンチックなエピソードを携えて、アモーレの国からやってきた“プロポーズスイーツ”なのですから、日本人が歓迎しないわけはありません。  そして3つ目は、作り手の立場から考えたときの“作りやすさ”にあります。

特別なテクニックいらず。アレンジしやすいスイーツ

 プロパティシエが作る繊細なケーキと比べると、マリトッツォは非常にシンプルで特別な技術や製造時間を必要としないため、提供しやすさの点において大きな魅力です。  もちろん材料などすべてにこだわる場合は別ですが、一般人でもブリオッシュと生クリームを揃えれば、そこそこおいしいマリトッツォを作ることができます。また、アレンジも単純。中身のソース、生クリームに混ぜ込むアイテム(練乳、抹茶、ベリーなど)、トッピング(果物、チョコ、ココアパウダーなど)によって、色とりどりのマリトッツォを作ることができるでしょう。  マリトッツォを購入したい人は、まずはホテルやパン屋を探してみるのがオススメ。洋菓子屋さんでも見かけることがあります。また、カルディでは冷凍タイプがありますから、自宅の冷凍庫にストックしておいて自然解凍するだけで、いつでも食べることができます。  近くで購入先が見つからない場合は、自作にチャレンジしてみるのもアリですね! <文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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