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宇垣美里、アカデミー賞を予想。43歳で急死した男優に「受賞してほしい!」

 昨年、『パラサイト 半地下の家族』の作品賞を含む6部門での受賞が、大きな驚きと、話題を集めたアカデミー賞。  例年2月~3月に開催されますが、今年はコロナ禍の影響により、遅れて4月26日午前8時半頃(日本時間)より開催されます。WOWOWでの生中継で、ジョン・カビラさんとともに案内役を務める宇垣美里さんにインタビュー。 宇垣美里さん ノミネート作品の多くをすでに鑑賞済みの宇垣さんに、作品賞や主演男優賞・主演女優賞など、注目部門への予想をズバリ聞きました。

作品賞は、各映画賞で話題の『ノマドランド』を予想

 まずは作品賞から。ノミネート8作品の中から、宇垣さんが「受賞する!」と予想したのは6部門にノミネートのロードムービー『ノマドランド』。ノンフィクション小説を原作に、「ノマド(遊牧民)」と呼ばれる車上生活者の生きざまを描く作品です。  オスカー女優フランシス・マクドーマンドが主人公を演じ、実際にノマドとして生活する人たちも出演。
(画像:『ノマドランド』より 3月26日(金) 全国公開 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン (C) 2021 20th Century Studios. All rights reserved.)

(画像:『ノマドランド』より 3月26日(金) 全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C) 2021 20th Century Studios. All rights reserved.)

宇垣美里さん(以下、宇垣)「彼らの人生の象徴でもある、アメリカ西部の自然の広大さや厳しさを、とても美しく切り取った作品です。そこに寄り添うような、心にしみる音楽も相まって、とても印象的なシーンがたくさんあります。  そして主演のフランシス・マクドーマンドがすごい! 全く違和感なくノマドの方々に馴染んでいます。ひとりひとりにとって、家とは、ホームとは?と考えさせられる作品です」 宇垣美里さん『ノマドランド』は、監督賞にもノミネート。中国で生まれ、アメリカで活躍するクロエ・ジャオ監督が、アジア系女性監督の初ノミネートにして本命視されていることも、注目を集めています。
クロエ・ジャオ監督 ノマドランド

クロエ・ジャオ監督

宇垣「彼女の前作『ザ・ライダー』も観ました。やはりドキュメンタリータッチで、対象に近いんだけど近すぎない、とても優しい目線で描いていく印象の監督です。  アメリカンではなく、さらに女性である監督の作品が賞を取るというのは、今後の監督たちにとって心強い後押しになると思いますし、映画関係者ではない人たちにも、勇気を与えてくれると思います」 宇垣美里さん
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主演男優賞を取るべきなのは?
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