昨年から同じ会社の後輩Fくん(27歳)との距離が急速に縮まってしまったA奈さん。
「出社日がたまたま一緒になってランチを食べた時に、Fくんに『コロナが落ち着いたら何がしたいですか?』と聞かれて、旅行したいとか、ライブに行きたいとか話していたら何だか先の見えない現状が悲しくなってきてしまって『ずっと海も見てない…』と私が急に泣き出してしまって」
するとその数日後、Fくんがバイクの後ろにA奈さんを乗せて海に連れて行ってくれたそう。
「それがたまらなく嬉しくて、コロナでストレスが溜まっていた私を救ってくれたって思ったんです」

それからFくんとの逢瀬を繰り返しています。
「コロナのストレスがきっかけで関係が始まり、テレワークのおかげで長い時間一緒に過ごす事ができるなんて…私はちょっとコロナに感謝しないといけないのかもしれませんね」
近々A奈さんは彼氏に別れを告げて、Fくんと正式にお付き合いを始める予定だそう。
「Kの事を嫌いになった訳じゃないし、とても悩んだのですが今はFくんと一緒にいたいという気持ちが強くなってきて」
「ですが、何も悪くないKになかなか別れを切り出せないんでいるんですよね…」とため息をつくA奈さんなのでした。
―コロナ禍、男女の悲喜こもごも―
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<文&イラスト/鈴木詩子>
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
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