Gourmet

バーガーキングで“大豆肉バーガー”が定番メニューに。気になる植物由来フードを紹介

一度は食べてみたい!気になるプラントベースフード

 まず、先進的かつ自然にプラントベースフードの提供をしているのが、スターバックス。 「アーモンドミルクラテ」(Short429円~)や「オーツミルクラテ」(Short429円~)は、牛乳の代わりにアーモンドミルク、オーツミルクを使用しており、「植物性=豆乳」一択だった選択肢を広げてくれています。また、アーモンドミルクを使った乳製品フリーなケーキ(乳製品は一部使用)「紅茶のアーモンドミルクケーキ」(484円)まで登場するなど、プラントベース素材が積極的に使われています。
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スターバックスの「紅茶のアーモンドミルクケーキ」(484円)。軽やかな口当たりと華やかな風味が魅力

 このプラントベースドリンクの流れは家庭用アイテムにも広がり、ネスレが“プラントベースラテ”を発売しています。
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今年3月に発売された「ネスカフェ」“プラントベースラテ”計8製品。スティックタイプは“おうちラテ”の新たな選択肢に

プラントベースフードは他にも

 その他、私が気になったプラントベースフード商品は以下の通りです。 ●マルコメ「ダイズラボシリーズ」 「大豆のお肉」を主役とした商品を発売。野菜と一緒に炒めるだけで人気料理ができてしまう調味料キットは簡単便利。 ●イオン(トップバリュ)「大豆からつくったハンバーグ」 発芽大豆を使ったコク旨味のあるハンバーグ。生タイプの他、レトルトや冷凍タイプも。 ●TWO 「トゥーフーズ(2foods)」 ヘルシーとジャンクを共存させたカフェを東京・渋谷などにオープン。メニューはプラントベースフードが豊富にラインナップ。 ●グリコ「植物生まれのプッチンプリン」 卵・乳製品不使用・豆乳やアーモンドペーストを使用したプッチンプリン。 ●IKEA 「畑から生まれたプラントカツカレー」など 昨年9月よりプラントベースフードの新メニューが登場。大豆、コーン、オニオン、グリーンピースなどでできた具材を使用したロールキャベツ、大豆やオニオンなどからできたまるでお肉のようなケバブが入ったサラダなど豊富なメニューが揃う。  プラントベースフードという言葉のイメージだけだと、人によっては「どこかぬくもり感が感じられない」、「やっぱりまずいんじゃ……」といったネガティブな声も聞こえてきますが、一つ一つを細かく見て実際に食べてみると、想像以上に美味しい商品が増えています。

朝からでも食べられるヘルシーさは最強の魅力!

 これまで数々のプラントベースフードを試していますが、私が実感している最大のメリットは、その“ヘルシー度”にあります。例えばアーモンドミルク。牛乳と比較して低カロリー・低糖質でダイエット向き。  しかもアンチエイジング効果が期待できるビタミンEが豊富な点で、積極的に取り入れたくなる存在です。また、大豆ミートを使ったハンバーグは高タンパク低カロリーでありながら、不足しがちな食物繊維が豊富である栄養バランスは、食べ過ぎや栄養が偏っている現代人にこそピッタリだと思います。  さあ、みなさんはプラントベースフードとどう付き合いたいと思いましたか?私自身は、食事のおいしさや楽しみを大切にしながら、過剰な偏見を持つことなく選択肢を広げていくことこそが、自然であり健やかであるような気がしています。 <文/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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