「だんご3兄弟」茂森あゆみ(49)が息子の中学受験を振り返る「隣で見守ることを大事に」
心が折れそうになったときに言われた、次男の言葉
“胸が弾むこと”を自分なりに見つけてみては
――見守る側の親も辛いですね。その努力の甲斐があって2人とも志望校に合格されたんですね。 茂森:娘は幼稚園のときから高校まで一貫の学校に通っているので、これで一旦我が家の受験が終わりました。7年間ずっと受験生を主役とした家族の過ごし方をしていたので、「普通の生活に戻れた!」という感じです。受験生は夏期講習やゴールデンウィーク特訓があるので好きに出かけられなかったし、夜は遅くなるので、塾には車で送迎していてお酒も飲めませんでした。子どもたちに「ママもうお酒飲めるね」と言われました(笑)。 ――世の中のママ達も育児や仕事など大変なことが多いと思います。茂森さんのように明るい笑顔でいるためには何が大切だと思いますか? 茂森:大したことは言えないんですけど、自分の中でママや主婦という役割以外の楽しみを作ることかなと思います。 私は最近Instagramを始めたんです。YouTubeの動画『大集合「ぼよよん行進曲」 お兄さんお姉さん中西圭三さんといっしょ』に参加したときに、医療従事者の方から「あゆみおねえさんを久しぶりに見て、元気そうで自分も元気が出ました。明日からも頑張ります」とコメントをいただいたんです。 それを読んで、こんな私でも忘れられていなかったし、何かできることがあるかも、と思って始めてみました。3人の子どものお弁当を作っているので、それをアップしてみると温かいコメントをいただけて、日々の楽しみになりました。 茂森:息子には「もっとおしゃれな撮り方あるじゃん?いろんな芸能人を見て勉強して」と言われるんですけど(笑)。愚痴っぽくならないように「楽しいことを投稿する」と決めてやっています。何か胸が弾むことを自分なりに見つけられると「明日も頑張ろう」と思えるかもしれませんね。 <取材・文/都田ミツコ 撮影/山川修一>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。