Entertainment

トップモデル、どん底の日々を振り返り「30代より40代のほうがいい」

 かつてファッション界に旋風を巻き起こし、“世界で最も高給取りなスーパーモデル”として知られたジゼル・ブンチェン(40)。トップアスリートの夫と幸せな結婚生活を送る一方、環境保護や慈善活動でも注目を集めるなど、まさに「完璧」な人生に見えるが、これまで決して順風満帆ではなかった。過去には、パニック発作や自殺衝動にも苦しんだというジゼルが、どん底から立ち直るきっかけとなったのは一体何だったのだろうか?

どんなに困難に見える状況でも、いつも変化のチャンスがある

 先週、ヨガのポーズをとった様子をインスタグラムに投稿したジゼル。キャプションには、人生の最も辛い時期、ヨガに癒しを求めたことで、自分がより強く、より幸せになったと感じていると綴っている。 「何年も前、人生で最も辛い時期を過ごした後、私は自分を深く掘り下げ、自分自身を知ることに没頭した。ヨガと瞑想のおかげで、私はその時期を乗り越える事ができ、より強く、より幸福を感じるようになった。そして、どんなに困難に見える状況でも、そこにはいつも変化のチャンスがあるんだと言うことを知ったの」  2018年に発売された回顧録「My Path to a Meaningful Life」のなかで、かつて自殺を考えるほど精神的に追い詰められたときに、ヨガに頼るようになったと告白したジゼル。日々の習慣として実践するようになり、結婚して子供が生まれてからもずっと続けているという。  ときには、娘のヴィヴィアンちゃんと一緒に、ヨガに励む姿をSNSに投稿することも。2013年には、まだ生まれたばかりの幼いヴィヴィアンちゃんが、ママの真似をして一生懸命ポーズをとる姿にホッコリする人が続出した。
 その7年後の2020年には、すっかり成長したヴィヴィアンちゃんが、ジゼルの横で見事なポーズを取っている様子がインスタに投稿され、話題になった。

駆け出しのころは「鼻が大きすぎる」と外見をけなされた

 NFL(アメリカンフットボール)のスター選手である夫トム・ブレイディの妻として、2人の子供たちのママとして、そしてトップモデルとして、今では幸せな日々を送っているジゼル。しかし、その道のりは決して順風満帆ではなかった。  ブラジル出身のジゼルは有名になる前、モデルを目指して数々のオーディションを受けるも不合格。しかも、業界関係者から「鼻が大きすぎる。目が小さすぎる。雑誌の表紙を飾ることはない」などと言われたそうだ。2016年には、雑誌のインタビューで当時を振り返り「14歳だった私にとって、そうした批判を聞くのはとてもつらくて、精神的に不安定になった」と告白している。  長年にわたり「スーパーモデル所得番付」のトップに君臨し、いまや“世界で最も稼ぐモデル”の1人として知られるようになったジゼルだが、そこに至るまでにはつらい下積み時代を経験していたのだ。
ジゼル・ブンチェン

世界で最も成功したスーパーモデルのジゼルにも、ツライ下積み時代があった

 また仕事で成功をおさめてからは、そのストレスからパニック障害や自殺衝動に駆られるようになったと打ち明けている。  その当時、医師から抗不安剤を処方してもらったものの、薬物に頼りたくなかったジゼルは、食生活や生活習慣を変え、自身の病気や体と向き合うことに。そのとき出会ったのが、ヨガだったという。  私生活では、夫トムとのオシドリ夫婦ぶりで脚光を浴びることが多く、世帯年収は並みいるセレブの中でもトップクラス。米経済誌『フォーブス』が選ぶ「最もリッチなカップル」に選ばれたこともある最強カップルだ。しかしそんな2人の結婚生活も、一時は危機的な状況に陥り、夫婦でカウンセリングを受けたこともあったと言われている。

30代より40代のほうが気分がいい

 そうした数々の苦難を乗り越えたジゼルは、以前、「30代の時よりも40歳になってからのほうが気分がいい」と話していた。 「40代はきっと素晴らしいものになると思うわ。20代は正直言って少し大変だったけど、30代で色々な事が掴めて来て、40代の今は、『さあ、行くぞ!』という感じね」  また、ヨガによってどん底だった状態から脱したというジゼルだが、不安やパニック発作にも「呼吸法と瞑想」が有効であると話している。 「自分の経験から、何事も永遠ではないと言う事を学んだ。だから、嫌な気持ちもやがては消えていく。それを思い出すことが、希望の光に繋がるわ。不安は私たちを消耗させる。心配の悪循環から抜け出すためには、背中を押してくれる存在が必要よ」 「私自身、パニック発作に悩まされ、助けを求めた。そんな時は、家族や友人、専門家が助けになるし、呼吸法や瞑想も同じように有効ね。大切なのは、そのまま流され続けるのをやめて、他の方法を探すこと。人生は私たちにとって最大の贈り物。一日一日を大切にしなきゃ」 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ