これらを少しずつ買い足していって、防災のためのウェアを作っておくのがいいというのが、私の今の考え。またそれだけではなく、そのアウトドアウェアやスポーツウェアを、山に登るときだけ、キャンプに行くときだけ、また豪雨で避難するときだけに着るのではなく、ちょっと雨が降ったら、それを普段着として活用することをお勧めしています。
ちょっと雨が降ったときにも普段着として活用できる
(※画像:WEARより)
幸いなことに、ここ5年ぐらいで、モードの世界でもアウトドア風のルックが多く取り上げられるようになり、アウトドアウェアは決して山に登るときだけのものではなくなりました。
また、それと同時進行で、アウトドアウェアブランドのおしゃれ度もぐんとアップ。専門店へ行ってみるとわかるとおり、シューズからバックパックに至るまで、おしゃれなものがたくさん売られています。
その結果、もう数年前から当然のごとく、セレクトショップではザ・ノース・フェイスやパタゴニアといった、有名なアウトドアウェアブランドがその他一般の服飾ブランドと同等に並べられるようになりました。
ただ難点はあります。アウトドアウェアは機能性が高いため、どうしても価格が高額なのです。特にレインジャケットのたぐいは高級素材を使っているために高め。中でもGORE-TEXを使ったようなウェアはどれも数万円もするため、山登りをするわけでもない人にとっては、買うほどでもないな、と思うことも多いでしょう。
だったら、お安く手に入れる方法はないでしょうか。あります。リサイクル品です。
サムネイルの写真はリサイクルショップで買ったパタゴニアのメンズのレインジャケットを、パタゴニアに袖の丈詰めのお直しに出したもの。パタゴニアは「買うことは減らし、求めることは増やす」をスローガンに製品の修理、そしてリサイクルを積極的に進めている会社です。1973年の創業時からその姿勢はずっと変わりません。