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小麦粉類は「コナダニ」の被害もあるようですが、それでも常温保存のほうが良いのでしょうか。
「小麦粉は、ミックス粉類に比べて虫が好むような成分が少ないため、高温多湿環境を避けて、開封後にきっちりと開け口を閉じていただければ、常温保管で問題ございません。
ミックス粉よりも小麦粉の方が、水分の関係から冷蔵保管時の局所的な結露が発生しやすく、また食材等に由来する臭い移りもしやすいため、冷蔵よりも常温での保管をおすすめしております」
※コナダニ…小麦粉、パン粉、削り節といった古い食品などに発生するダニの一種。防止するには密閉容器の使用や冷蔵・冷凍保存などが効果的といわれている。
――パン粉やお好み焼き粉など、小麦粉以外の粉類はどのように保存したら良いのでしょうか。
「パン粉、お好み焼粉については、開封後は冷蔵保管をお願いしております。未開封の状態であれば、常温での保管で問題ございません」
ということで、結露が発生しやすく臭い移りしやすい小麦粉は一年中常温保存でOK。そのほかの粉類については、開封後は冷蔵庫保存が正解のようです。
もちろんなるべく早く食べきるに越したことはないですが、なかなか一度では使いきれない粉類。上手に保存して、美味しさを長持ちさせたいものですね!
<文/まゆカーダシアン>
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