コロナ下でセックス回数は増えた?減った?コンドームの会社に聞いてみた
新型コロナウイルスは、人と人とのコミュニケーションに大きな変化をもたらしました。「ソーシャルディスタンス」を保つことが推奨され、大勢で集って会話や食事をする機会、握手やハグなどを通じて誰かと直接触れ合う機会は激減しています。
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今年5月、厚労科研「コロナ禍における第一次緊急事態宣言下の日本人1万人調査」の結果が発表されました。20歳~69歳の男女を1万人対象とした同調査には、2020年3月下旬から5月下旬のセックス頻度に関する質問が含まれています。
未知のウイルスが急拡大し、緊迫感が最高潮に達していた昨年春。セックス頻度の回答は以下の通り。
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<質問>
この時期に、あなた自身のセックス回数は変わりましたか。(この時期とは「緊急事態宣言」前後(2020年3月下旬~5月下旬)になります[単一回答、ベース:セックス経験者]
<男性の回答>
増えた 3.9%
減った 9.4%
変わらなかった 47.1%
していない 39.5%
<女性の回答>
増えた 2.7%
減った 6.4%
変わらなかった 31.0%
していない 59.8%
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セックス頻度が「減った」という傾向は男女とも年齢が上がるにつれて高くなっており、未婚・既婚・再婚以上、離婚などに分けても同様だったそうです。「減った」の数字が「増えた」の2倍以上であったことを取り上げて「深刻」と報じている媒体もありましたが、「減った」と回答したのは男女ともに1割以下。実際には「変わらない」「していない」が大半を占めています。
とはいえ、ここから読み取れる情報だけで、「コロナ下でもカップルのセックス頻度に大きな変化はありませんでした」と断じるのもちょっと違う気がします。
では、コロナ下でのセックス頻度の実態を知るにはどうしたらいいか。そうだ!「コンドームの販売量」を調べたらわかるのでは? ということで、コンドームの販売量の推移から「カップルのセックス頻度」について掘り下げるべく、総合医療品メーカーのジェクス株式会社に話を聞くことにしました。
でも、同じ屋根の下に暮らすカップルの場合は別。在宅時間が増えたことで「ずっと一緒にいたら絆が深まった」「二人で家にばかりいて関係がマンネリしてしまった」など、さまざまな声が聞こえてきます。コロナ禍に見舞われた2020年以降、夫婦・カップル間のセックス頻度に変化はあったのでしょうか。
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