<後編>林遣都「僕は全然強い人間ではない。今回の役を演じられたのは誇り」
優しい思いが広がっていってほしい
林「作品を観ていただいた方にも言っていただいたのですが、岩松了さんが演じている大学の教授が、学生時代の颯太にかけた『ひとりで世界を救えるなんて思わないほうがいいですよ』という言葉は、すごく重くて深いと思うんです。無理に責任を負おうとしたり、行動に移すことだけがすべてではないと僕は感じていて、動物が好きだというその気持ちがあれば、それでいいんじゃないかと。この“優しい思い”みたいなものが、どんどん広がっていったらいいなというメッセージが、映画から伝わればなと思っています」
【インタビュー前編はこちら】⇒林遣都、獣医学部の学生役に「監督の言葉に、作品に臨む覚悟ができた」
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<撮影・文/望月ふみ>望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi


