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声優挑戦の市川染五郎、幼いころには父・幸四郎とムーンウォークを練習

78歳、祖父・白鸚はいまも一番声が出る

――こういう大人に憧れるといった像はありますか? 78歳、祖父・白鸚はいまも一番声が出る染五郎いろんなことに挑戦している人に憧れます。自分もそうなりたいなと思いますし、具体的に挙げるなら父です」 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます ――お父様から色々なことを教わっていると思いますが、特に肝に銘じている教えはありますか? 染五郎「あまり父は自分の考え方を具体的に口にはしません。祖父(二代目、松本白鸚)は口にします。祖父はミュージカルなどもよくやっているので、とにかく声がすごくて、発声法がよく分かっています。のどをつぶしているところを見たことがありません。いま78歳ですが、今も誰よりも声が出ていてすごいなと思います。祖父からは、子音でも母音を強調して意識して言うようにすると、のどをつぶさないとか、そうした発声に関することはよく言われますね」

日本語の美しさを感じてほしい

日本語の美しさを感じてほしい

『サイダーのように言葉が湧き上がる』より

――最後に読者にメッセージをお願いします。 染五郎「『サイダーのように言葉が湧き上がる』には俳句がたくさん出てきます。これまで触れる機会がなかったという方にも、俳句って美しいんだな、日本語って美しいんだなと思ってもらえれば。日本語の美しさというのは、歌舞伎にも通じるところですし、そう感じてもらえたら嬉しいです」 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます (C) 2020 フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会 <撮影・文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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