――こういう大人に憧れるといった像はありますか?
染五郎「
いろんなことに挑戦している人に憧れます。自分もそうなりたいなと思いますし、具体的に挙げるなら父です」
【画像をすべて見る】⇒
画像をタップすると次の画像が見られます
――お父様から色々なことを教わっていると思いますが、特に肝に銘じている教えはありますか?
染五郎「あまり父は自分の考え方を具体的に口にはしません。祖父(二代目、松本白鸚)は口にします。祖父はミュージカルなどもよくやっているので、とにかく声がすごくて、発声法がよく分かっています。のどをつぶしているところを見たことがありません。いま78歳ですが、今も誰よりも声が出ていてすごいなと思います。祖父からは、子音でも母音を強調して意識して言うようにすると、のどをつぶさないとか、そうした発声に関することはよく言われますね」

『サイダーのように言葉が湧き上がる』より
――最後に読者にメッセージをお願いします。
染五郎「『サイダーのように言葉が湧き上がる』には俳句がたくさん出てきます。これまで触れる機会がなかったという方にも、俳句って美しいんだな、日本語って美しいんだなと思ってもらえれば。日本語の美しさというのは、歌舞伎にも通じるところですし、そう感じてもらえたら嬉しいです」
【画像をすべて見る】⇒
画像をタップすると次の画像が見られます
-
-
市川染五郎さん
-
-
サイダーのように言葉が湧き上がる』より(以下同)
-
-
-
-
-
(C) 2020 フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会
<撮影・文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi