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58歳有名デザイナーが“整形後の痛々しい姿”を公開。その思いとは

 世界的ファッションデザイナーのマーク・ジェイコブスが、先月末にインスタグラムに投稿した1枚の写真が、ちょっとした物議を醸している。その写真に写っていたのは、頭部をガーゼに包まれ、血が溜まった排液チューブを耳の両脇にぶら下げている自身の姿――。このたび美容整形を受けたというマークが、その事実を公表し、施術直後の姿をあえて公開するワケとは?

私は容姿を気にしている。それを恥だとは思わない

 先月末、フェイスリフトの施術を受けたというマーク。その事実を隠すどころか、SNSで積極的に情報発信したことで、世間をざわつかせた。けれども、本人としては整形を公表することになんら躊躇はなかったという。  マークはヴォーグ誌にその胸の内をこう話す。 「私の発表に、みんな面白がったり驚いたりしている。でもそんな大したことかな? 自分は常に率直でいることを心がけてきた。別に率直であろうと努力しているわけじゃない。自分はいつも通りやっているだけ。自分の人生を生き、興味がある人に情報をシェアしているだけだ」  そして、加齢や美容整形について、人々がもっとオープンに語り合えるきっかけになれば……そんな思いから、公表に踏み切ったとマークは語る。 「世間には、加齢や美容整形を恥とみなす風潮がある。自分は、恥にまみれて人生を送るなんてゴメンだ。だからこそ、オープンに、率直に、正直に生きるのさ。私は容姿を気にしているし、それを恥だとは思わない

美容整形をしていないフリをするなんてクレイジー

 ボトックスとフィラーがあまり効果がないことを悟り、フェイスリフトをする決心をしたというマーク。美容整形を恥と考える人々がいることに驚いたと語るとともに、そういった世間のムードに違和感を抱いていると話す。 「私たちの携帯にはフィルターが搭載されている。自分の写真をリタッチし、フィルターをかけるんだ。そういう世界で私たちは生きている。見る人たちの希望で、私たちはそうしている。そして、私たちがそうするから、見る人たちもそれを必要とする。そんな、おかしくてちっぽけなサイクルがあるわけだ」  肝心なのは、恥の感覚をなくすこと。マークはそう強調したうえで、美容整形をしているにも関わらず、していないフリをする有名人たちはクレイジーだとも語る。 「そういう人たちは、『オリーブオイルのおかげとか炭酸水に入浴したから』だとか言ったりする。その効果は本当かもしれない。けど、君たちの首がたるんでいないのは、別の理由があるはずだ」

ほうれい線が薄くなった?! SNSで術後の経過を公開

 その言葉通り、美容整形の経過をSNSで積極的に公開しているマーク。施術を受けてから3日後、6日後、7日後……と顔が変化していく様子を披露している。
 確かに、フェイスリフトを受けた後は、ほうれい線が薄くなり、顔がスッキリしたような印象だ。  実は、コロナ禍で関心が高まっているとされる美容整形。自宅でオンライン会議をする機会などが増え、自身の容姿を見直すことが多くなったことで、米国では以前よりも美容整形に興味を持つ女性が増えているという。  これまでタブー視されがちだった美容整形だが、マークのような影響あるセレブが一石を投じることで、人々の意識にも少しずつ変化が生まれてくるかもしれない。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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