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夫の“すっぴんイジリ”がつらい。「冗談だから」と言いつつ浴びせるサイテーな一言とは?

知らなかった夫の本音が心にグサリ…

すっぴんいじり 順風満帆かのように思われた結婚生活でしたが、半年が経ったある日、美優さんは酔った陽介さんの口から悲しい言葉を聞いてしまいます。 「私の顔を見て、突然『ずっと言えなかったけど、お前って化粧してるときとすっぴんの落差がハンパないよな』と笑われました」 「初めて見たとき、驚きすぎて笑い話で気を逸らすしかなかったわ」そう笑う陽介さんの声は、美優さんの心をえぐりました。  それ以来、陽介さんのすっぴんイジリはどんどんエスカレートしていきます。  寝起きの美優さんを見るたびに「猿みたい」と言い、就寝時には「寝顔が気持ち悪い」と笑われる日々。さすがに傷ついた美優さんは、すっぴんに自信がないことや、これまでに何度も傷ついてきたことを伝え、からかうことをやめてほしいと頼みました。  しかし、陽介さんは「冗談なのに本気で怒るなんて面白くないヤツ」と、逆ギレ。口をきいてもらえなくなり、家庭内の空気が悪くなってしまいました。 「話し合おうとするたび毎回、そんな状況になるので、もう私が我慢して笑ってやり過ごせばいいんだろうなと思うようになりました」

すっぴんで夫を迎えに行ったら、悲劇が…

ハンドル しかし、その後、美優さんの心を深く傷つける出来事が起きます。ある日、陽介さんが同僚と食事へ行ったときのこと。その後、同僚宅で飲むこととなったため、美優さんが迎えにいくことになりました。 「迎えに来てほしい」と連絡が来たのは、午前1時。すでに入浴を済ませていたため、美優さんは服だけ軽く着替え、同僚宅へ向かうと、初めて会う夫の同僚に挨拶をし、陽介さんを車に乗せました。  ところが、同僚と別れた途端、陽介さんは車内で美優さんを罵倒し始めました。 「なんで化粧してこなかったの。こんなブスな女と結婚したのかと思われたら恥ずかしいじゃん! 俺の気持ち、考えろよ」  思わぬ夫の言葉に美優さんは驚き、悲しくなりました。  そして、この一件以来、陽介さんは「俺を迎えに来るときには必ず化粧をしてこい」と言うようになり、迎えに行く前にはメイクした顔を写真に撮って送るという手間が美優さんに課せれるようになりました。ここまで来ると、モラハラと言っても過言ではないでしょう……。 「たしかに私はブスです。でも、ここまでされるとなんで私と結婚したんだろうって思うし、夫にとって私はなんなんだろうとも考えてしまいます」  美優さんと同じように、自分のすっぴんに対する周囲の人の反応に傷ついてきた人は多いはず。容姿の好みは人それぞれですが、誰かの顔をけなし、心を傷つけないよう、意識していきたいものです。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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